『瑠璃の宝石』の聖地には笹洞蛍石鉱山など実在が確認された場所があり、前芝大学や青龍児神社は複数の実在地を参考にした架空の舞台と考えられます。
この記事では、『瑠璃の宝石』の舞台となった場所を、公式情報や制作陣の発言から確認できる聖地と、ファンの間で有力視されているモデル候補に分けて紹介します。
前芝大学のモデルはどこなのか、青龍児神社は実在するのか、鉱物採集を体験できる場所はあるのかまで、聖地巡礼前に知っておきたい情報をまとめました。
この記事を読むとわかること
- 『瑠璃の宝石』の聖地として根拠を確認できる場所
- 前芝大学のモデルとして群馬大学が有力視される理由
- 青龍児神社と奈良県宇陀市室生の関係
- 笹洞蛍石鉱山や足尾銅山など鉱山舞台の見どころ
- 都内で『瑠璃の宝石』の世界を体験できる施設
- 聖地巡礼に適した服装・持ち物・マナー
瑠璃の宝石の聖地・舞台はどこ?
『瑠璃の宝石』の聖地として特に根拠が明確なのは、岐阜県下呂市の笹洞蛍石鉱山です。
アニメ第3話の蛍石鉱山を描くにあたり、藤井慎吾監督をはじめとする制作陣が現地を訪れ、許可を得てロケハンを行ったことが明かされています。つまり、笹洞蛍石鉱山は雰囲気が似ているだけの候補ではなく、制作資料として使われた場所です。X (formerly Twitter)+1
一方、前芝大学、青龍児神社、龍穴町などは作中の架空名称です。
ただし、名称、地形、建物、地域に残る伝承などを照合すると、モデルになった可能性が高い場所はいくつか見えてきます。
聖地を整理すると、主に次の3種類に分けられます。
区分 主な場所 根拠
制作上のモデルが確認された場所 笹洞蛍石鉱山 監督がロケハンを明言
作中舞台の有力なモデル候補 群馬大学、室生龍穴神社、奈良県宇陀市室生 名称・景観・地形・伝承が対応
世界観を体験できる関連スポット 足尾銅山観光、国立科学博物館、かわはく 鉱物・地学・採掘を体験できる
ここを混同しないことが、『瑠璃の宝石』の聖地を正確に理解するうえで大切です。
公式に確認された場所と、ファンによる考察上の候補は別物として見ていきましょう。
笹洞蛍石鉱山|第3話の制作でロケハンされた聖地
岐阜県下呂市にある笹洞蛍石鉱山は、『瑠璃の宝石』を代表する聖地です。
第3話で描かれた蛍石鉱山の坑道や鉱脈は、制作陣が笹洞蛍石鉱山を実際に訪れて撮影した写真などを参考に表現されました。
藤井慎吾監督は制作インタビューで、蛍石を描くために笹洞蛍石鉱山のツアーへ参加し、許可を得てロケハンしたと説明しています。
終盤に映し出された、無数の蛍石が星のようにきらめく光景も、現地で撮影できた写真を参考に構成されたとのことです。アニメイトタイムズ
あのシーン、鉱脈というより完全に「地下に隠れていた宇宙」なんですよね。
伊万里が言葉を失うほど見つめていた景色に現実の下地があると知ると、背景美術の説得力が急に何倍にも膨らみます。
笹洞蛍石鉱山では、ガイド付きのミネラルハンティングツアーが実施されています。
- 鉱山跡や坑道をガイドと巡る
- 蛍石を探す採集体験ができる
- 開催時期や予約枠が決められている
- 山道を歩くため適切な服装が必要
- 無断での立ち入りや採集はできない
ツアーは基本的に事前予約制です。
開催期間、開始時刻、集合場所、料金などは変更される場合があるため、訪問前に笹洞蛍石鉱山の公式案内を確認してください。公式サイトでは、シーズンをおおむね3月から10月末までと案内し、午前・午後の二部制でツアーを実施しています。sasahoramine.jp
小雨の中で地面に目を凝らし、泥の中から小さな蛍石を見つける時間は、作品で描かれた「鉱物との対話」にかなり近いはずです。
派手なアトラクションではありません。
だからこそ、見つけるまでの沈黙まで含めて『瑠璃の宝石』らしい体験になります。
足尾銅山観光|鉱山の空気と人間の歴史を体感できる場所
栃木県日光市の足尾銅山観光は、鉱山内部の温度、暗さ、音、採掘の歴史を体感できる施設です。
作中の特定カットと完全に一致する場所と断定することはできませんが、鉱山という空間を身体で理解するには適した関連スポットといえます。
坑道内にはトロッコで入り、かつての採掘作業を再現した展示や使用器具を見学できます。
画面越しでは単なる「暗い洞窟」に見えた場所にも、働いた人、運び出された鉱石、積み重なった時間がある。それを実感できるのが足尾銅山観光の魅力です。
『瑠璃の宝石』は、綺麗な石を眺めるだけの作品ではありません。
地形を読み、文献を調べ、仮説を立て、人が残した痕跡をたどる物語でもあります。
その意味で足尾は、作品の背景にある鉱物と人間の歴史を補助線のように見せてくれる場所です。
田上山|鉱物採集を連想させる自然舞台
『瑠璃の宝石』の聖地を紹介する記事では、田上山が鉱物採集の舞台候補として挙げられることがあります。
ただし、所在地や作品との直接的な関係については情報が混在しているため、公式に認定された聖地として断定するのは避けるべき場所です。
作中では、川の流れ、苔むした石、露頭、山道など、複数の地域で見られる自然要素を組み合わせたような背景が描かれています。
そのため、特定の山がそのまま作品世界へ移植されたというより、ロケハンや資料で得た複数の景観を再構成している可能性があります。
それでも、静かな山中で足元の石や地層に目を向ける体験は、本作との相性が抜群です。
ただ景色を見るのではなく、「なぜここにこの石があるのか」と考え始めた瞬間、いつもの山道が『瑠璃の宝石』のフィールドへ変わります。
前芝大学のモデルはどこ?群馬大学説が有力
前芝大学は実在しない架空の大学で、モデル候補としては群馬大学が有力視されています。
特に注目されているのが、群馬県桐生市にある群馬大学理工学部の桐生キャンパスです。
「前芝」という大学名は、群馬大学本部が置かれている前橋をもじった名称ではないかと考察されています。
さらに、作中の街や周辺の自然、大学までの移動距離などを整理すると、北関東、とりわけ群馬県桐生市周辺を舞台として想定すると説明しやすい部分があります。note(ノート)+1
前芝大学について、現時点で押さえておきたい結論は次のとおりです。
- 前芝大学という名称の大学は実在しない
- 公式から単一のモデル校は発表されていない
- 名称は「前橋」をもじった可能性がある
- 立地や距離感から群馬大学桐生キャンパス説が有力
- 校舎の外観は複数の大学や資料を組み合わせた可能性がある
つまり、名前のモデルは前橋、立地の候補は群馬大学、建物の造形は別資料という複合型の舞台設定かもしれません。
アニメの背景は、必ずしも実在する建物を一対一で写すとは限りません。
作品に必要な研究環境や画面構成を成立させるため、複数の大学の要素を混ぜて架空のキャンパスを作ることがあります。
群馬大学桐生キャンパス説の根拠
群馬大学桐生キャンパスが有力候補とされる最大の理由は、作品全体の地理的なつながりです。
作中には、川、山地、鉱山跡、ダムなど、北関東の内陸部を連想させる景観が登場します。
桐生市は山と市街地の距離が近く、渡良瀬川流域や足尾方面へもつながる地域です。瑠璃たちが日常生活から大きく離れすぎずにフィールドワークへ出かけられる環境として、かなり自然に当てはまります。
また、第9話の「くさばダム」については、群馬県のみどり市にある草木ダムと、別のダムの景観を組み合わせたのではないかという考察もあります。note(ノート)
ここから見えてくるのは、作品の舞台設計が「この建物がモデルです」という一点型ではなく、渡良瀬川流域の地理そのものを土台にしている可能性です。
個人的には、この考え方が『瑠璃の宝石』にはいちばんしっくりきます。
鉱物は行政区分に合わせて生まれるわけではありません。山地、川、地層が連続するように、物語の舞台も複数の実在地をつないで作られているのでしょう。
芝浦工業大学説は有力なのか
前芝大学のモデル候補として、東京都内にキャンパスを持つ芝浦工業大学の名前も挙げられてきました。
「前芝」という名称に「芝」が含まれることや、豊洲キャンパスの近代的な建築、理系研究を中心とする大学の性格などが、その理由です。
確かに、研究施設としての空気感には通じるものがあります。
一方で、作品全体の山地や河川との距離感まで考えると、群馬大学説のほうが地理的には説明しやすいでしょう。
芝浦工業大学説は完全に否定されるものではありませんが、現時点では次のように整理するのが妥当です。
前芝大学の校舎デザインを考える候補の一つではあるものの、舞台全体のモデルとして確定したわけではありません。
大学を訪れる際は、一般の学生や教職員が利用する教育施設であることを忘れないでください。
許可のない校舎内への立ち入り、授業中の撮影、学生が写り込む撮影などは避け、見学可能な範囲を事前に確認しましょう。
愛知県の前芝地域との関係は?
「前芝」という名称から、愛知県豊橋市の前芝町や前芝地域を連想する人もいます。
実在する地名と作品内の大学名が一致するため、名称の由来ではないかと考えたくなるところです。
ただし、現時点では前芝地域と作品を直接結びつける公式情報は確認されていません。
建物、地形、物語上の移動範囲にも明確な一致が見つかっていないため、地名が同じというだけでモデル地と断定することはできません。
以前は前芝小学校や中学校との関係を指摘する考察もありましたが、大学の舞台モデルを探す材料としては弱く、名称の偶然、あるいは言葉づくりの参考となった可能性にとどまります。
場所を探したくなる気持ちはよくわかります。
前芝大学の研究室には、知識への敬意と、静かな熱量が詰まっている。あの部屋に入りたいと思わせる力があるからこそ、ファンは現実の大学に面影を探してしまうのでしょう。
青龍児神社はどこ?モデル候補は室生龍穴神社
青龍児神社は作中の架空の神社ですが、舞台となった龍穴町は奈良県宇陀市室生、神社は室生龍穴神社がモデル候補と考えられます。
第6話「その青をみつめて」では、瑠璃たちがサファイアを探す過程で、龍にまつわる伝承や青龍児神社の石碑にたどり着きます。
作中で語られる地名や場所には、次のようなものがあります。
- 龍穴町
- 龍穴
- 龍王ヶ渕
- 龍鎮の滝
- 青龍児神社
- 龍の子にまつわる伝承
これらとよく似た名称や場所が集中しているのが、奈良県宇陀市室生です。
室生地域には室生龍穴神社、妙吉祥龍穴、龍王ヶ渕、龍鎮の滝が実在します。そのため、龍穴町周辺の舞台は室生一帯を参考にした可能性が高いと考えられています。note(ノート)
検索では「青龍児神社 瑠璃の宝石 どこ」と調べられることがありますが、青龍児神社という名前の神社を現地で探しても、そのままの名称では見つかりません。
巡礼先として考えるなら、奈良県宇陀市の室生龍穴神社と周辺の龍穴、滝、渕を確認することになります。
室生龍穴神社と龍の伝承
室生龍穴神社は、水や雨をつかさどる龍神信仰と結びついた神社として知られています。
神社の近くには妙吉祥龍穴があり、室生地域には龍にまつわる地名や伝承が数多く残されています。
第6話では、昔話のような龍の伝説が、単なるオカルトとして処理されません。
伝承の中に残された言葉を地形や鉱物の手がかりとして読み直し、サファイアが存在する可能性へ近づいていきます。
ここが本作の面白いところです。
科学と伝承を敵同士にせず、伝承を過去の人が残した観察記録として再解釈する。この視点が、青龍児神社のエピソードを特別なものにしています。
ただし、作中で語られた龍の子の物語が、室生に残る伝説と完全に同じとは限りません。
複数地域の龍神伝承を参照しながら、作品独自の物語として再構成した可能性があります。
青龍児神社巡礼で注意したいこと
室生龍穴神社はアニメのセットではなく、現在も信仰の場として大切にされている神社です。
訪問時には、次の点を守りましょう。
- 鳥居や拝殿の前で長時間場所を占有しない
- 参拝者や地域住民を無断で撮影しない
- 立入禁止区域へ入らない
- 石、植物、土などを持ち帰らない
- 駐車場所や道路上で周囲の迷惑にならないようにする
- 山間部では天候と足元を事前に確認する
特に龍穴や滝などを巡る場合は、舗装された観光地だけを歩く感覚では危険です。
雨天後は路面が滑りやすくなり、落石や増水の可能性もあります。無理な移動は避け、現地の案内に従ってください。
都内で瑠璃の宝石の世界を味わえる鉱物スポット
地方の鉱山や山間部まで移動するのが難しい場合は、東京都内の博物館でも『瑠璃の宝石』の世界観に触れられます。
特におすすめなのが、上野の国立科学博物館です。
ここは作中の特定シーンと一致するだけの聖地というより、瑠璃たちが見ている鉱物の世界を学べる場所です。
国立科学博物館|鉱物を知るための入口
国立科学博物館では、鉱物の種類、結晶構造、成分、生成過程などを標本とともに学べます。
蛍石、石英、宝石として知られる鉱物などを実際に見ることで、アニメの中で語られていた違いが一気に具体的になります。
鉱物標本を眺めていると、同じ名前の石でも色、透明度、形がまったく違うことに気づきます。
「綺麗な石」という感覚的な入口から始まり、なぜこの形になったのか、どのような環境で生まれたのかへ興味が広がっていく。
これはまさに、瑠璃が研究の世界へ入っていった流れと重なります。
展示を見る際は、次の順番で観察すると理解しやすくなります。
- 最初に色や形を自由に見る
- 鉱物名と化学組成を確認する
- 結晶の形や割れ方を見る
- 産地を確認する
- 同じ鉱物の別標本と比較する
知識を得てから美しさを見るのではありません。
美しさに引っかかったあとで、その理由を調べる。『瑠璃の宝石』が肯定しているのは、たぶんその順番です。
自然教育園|都会の中で観察する感覚を取り戻す
目黒にある国立科学博物館附属自然教育園は、鉱物展示を中心とした施設ではありません。
そのため、厳密な意味での鉱物聖地とは異なります。
それでも、草木、水辺、生き物、地面の変化へ静かに目を向ける時間を過ごせるため、本作の「観察する感覚」を体験する場所として向いています。
『瑠璃の宝石』では、主人公たちが何もない場所を長く見つめる場面があります。
しかし、彼女たちにとっては何もないわけではありません。
石の形、土の色、川の流れ、植物の生え方に手がかりがある。カメラが心情をなぞるように、風景が少しずつ情報へ変わっていきます。
自然教育園を歩くときも、目的地へ急がず、足元や水辺の変化を観察してみてください。
都会でできる、小さなフィールドワークです。
砂金採りで物語とつながる体験スポット
『瑠璃の宝石』の魅力を身体で理解したいなら、砂金採りなどの体験型施設もおすすめです。
作品の聖地そのものではなくても、砂をすくい、皿を揺らし、小さな輝きを探す行為には、瑠璃たちの鉱物採集と共通する感覚があります。
かわはく|川と鉱物を体験しながら学べる
埼玉県寄居町にある埼玉県立川の博物館、通称「かわはく」は、川の自然、治水、暮らしとの関係などを学べる施設です。
実施内容や時期によっては、砂金採りなどの体験プログラムを楽しめます。
水に手を入れ、砂をすくい、重さの違いを利用して少しずつ不要な砂を流していく。
見つかるまでの工程は地味です。
でも、その地味さがいい。
画面の中では数秒で終わる探索も、現実では姿勢がつらくなり、手が冷たくなり、「本当にあるのか?」と疑い始めます。
その末に小さな粒が光った瞬間、石や鉱物を見つけた人がなぜ声を上げるのか、身体で理解できます。
「探す」とは、見えるまで待つことでもある。
この感覚こそ、『瑠璃の宝石』と現実をつなぐ鍵です。
家族でも楽しめる鉱物・自然体験
かわはくのような参加型施設は、子どもと一緒に楽しみやすい点も魅力です。
大人は地質や鉱物の仕組みに興味を持ち、子どもは宝探しのような感覚で体験できます。
ただし、体験プログラムの開催日、対象年齢、定員、料金などは時期によって変わる場合があります。
訪問前には必ず施設の最新案内を確認してください。
親は鉱物にロマンを感じ、子どもは小さな冒険に夢中になる。
同じ場所で違う感情を持ちながら、一つの輝きを一緒に見つめられる。これは理想的な作品体験の形かもしれません。
瑠璃の宝石の聖地巡礼ルートと回り方
『瑠璃の宝石』の舞台候補は、岐阜、奈良、群馬、栃木、埼玉、東京など広い範囲に分かれています。
そのため、すべてを一度に回ろうとするのではなく、地域別に旅行を分ける方法がおすすめです。
以前は東京、埼玉、栃木、岐阜、長野を3日程度で一気に回る案も考えられましたが、移動距離が非常に長く、各施設をゆっくり見学しにくくなります。
作品のように観察する時間を大切にするなら、次のように分割したほうが現実的です。
東京・埼玉の体験ルート
- 国立科学博物館で鉱物標本を見学
- 自然教育園で観察する感覚を楽しむ
- 別日に埼玉県立川の博物館を訪れる
- 体験プログラムの開催状況を確認する
公共交通を利用しやすく、初めての巡礼にも向いています。
鉱物の基礎を知ってから体験へ進めるため、『瑠璃の宝石』を見て鉱物に興味を持った人におすすめです。
群馬・栃木の舞台考察ルート
- 群馬大学桐生キャンパス周辺を訪れる
- 桐生市や渡良瀬川流域の景観を見る
- 草木ダム方面を巡る
- 栃木県日光市の足尾銅山観光へ向かう
前芝大学や作中の地理を考察しながら回りたい人向けのルートです。
大学構内の見学可否や撮影ルールを確認し、一般の学生や教職員の迷惑にならない範囲で楽しみましょう。
岐阜の笹洞蛍石鉱山ルート
笹洞蛍石鉱山は予約時間が決められているため、ツアーを中心に日程を組み立てます。
山間部では移動に時間がかかるため、公共交通機関だけでなく、レンタカーや現地送迎の有無も事前に確認してください。
- ツアーを先に予約する
- 集合場所と開始時刻を確認する
- 前泊を含めた余裕のある予定を立てる
- 汚れてもよい服と靴を準備する
- 雨天時の実施条件を確認する
せっかく訪れるなら、予定を詰め込みすぎないことが大切です。
坑道から出たあと、採集した蛍石を眺める時間までが巡礼です。
奈良・室生の青龍児神社モデルルート
- 室生龍穴神社を参拝する
- 周辺の龍穴や龍にまつわる場所を確認する
- 龍王ヶ渕や龍鎮の滝を無理のない範囲で巡る
- 山道と天候の状態を確認する
- 信仰の場としてのマナーを守る
第6話のサファイア調査と伝承の関係を追体験したい人に向いています。
作中と同じ名称を探すのではなく、どの実在地の要素がどのように再構成されたのかを考えながら歩くと、作品への理解が深まります。
聖地巡礼の服装・持ち物・マナー
『瑠璃の宝石』の巡礼は、一般的な街中のアニメ聖地巡礼よりも自然体験の要素が強くなります。
鉱山、坑道、山道、河川周辺を訪れる場合は、見た目より安全性を優先してください。
用意しておきたい持ち物
- 汚れてもよい長袖・長ズボン
- 滑りにくく歩きやすい靴
- 軍手や作業用手袋
- タオル
- 飲料水
- 虫よけ
- 日焼け止め
- 雨具
- モバイルバッテリー
- 小型ライト
- 常備薬
- メモ帳またはスマートフォンのメモ
山中では携帯電話の電波が安定しないことがあります。
地図や集合場所は、画面のスクリーンショットだけでなく、必要に応じて紙にも控えておくと安心です。
鉱物を勝手に採集してはいけない
綺麗な石を見つけても、どこでも自由に持ち帰れるわけではありません。
土地には所有者が存在し、自然公園、神社の境内、保護区域、管理された鉱山などでは採集が禁止されている場合があります。
- 私有地へ無断で入らない
- 許可のない場所で掘らない
- 岩盤や露頭を壊さない
- 神社や史跡の石を持ち帰らない
- ツアーではガイドの指示に従う
- 採集可能な量や範囲を確認する
作品に影響されて現地へ行くこと自体は、とても素敵な行動です。
だからこそ、その場所を傷つけず、次に訪れる人にも同じ景色を残す必要があります。
撮影では生活者を優先する
大学、神社、地域の道路、集落は、ファンのためだけに存在する場所ではありません。
構図を再現したい気持ちがあっても、通行を妨げたり、長時間場所を占有したりするのは避けましょう。
人物が写り込んだ写真をSNSへ投稿する場合にも注意が必要です。
聖地巡礼のマナーとは、難しいルールではありません。
作品を大切にするのと同じ熱量で、作品を生んだ場所も大切にすることです。
瑠璃の宝石の舞台が複数地域にまたがる意味を考察
ここからは筆者の考察です。
『瑠璃の宝石』の舞台には、誰が見ても一目でわかるランドマークがあまり登場しません。
有名な駅前や商業施設を再現するタイプの作品とは違い、川、山、石、研究室、坑道といった、場所を特定しにくい風景が中心です。
しかし、それは聖地が曖昧なのではなく、作品の主題と深く結びついた表現だと私は考えています。
鉱物は一つの場所だけを見ても、その成り立ちを理解できません。
地層がどう動いたのか、水がどこを通ったのか、周囲にどのような岩石があるのか。広い時間と空間のつながりを見なければ、目の前の石の意味はわかりません。
作品の舞台も同じです。
笹洞蛍石鉱山、室生の龍神伝承、渡良瀬川流域、大学の研究室など、離れた場所の要素をつなぎ合わせることで、「日本のどこにでも鉱物との出会いが隠れている」という感覚を生み出しています。
つまり、『瑠璃の宝石』の聖地は一点ではありません。
足元を見た瞬間、その場所がフィールドになる。
これこそ、本作が視聴者に渡した新しい地図なのではないでしょうか。
また、前芝大学を一校に決めきれないことにも意味があります。
あの大学は特定の学校を宣伝するための背景ではなく、知りたいという感情を受け止めてくれる「研究の居場所」として描かれています。
凪や伊万里たちがいる研究室には、完成された答えが並んでいるわけではありません。
地図、資料、標本、道具、過去の記録が雑然と置かれ、そこから新しい疑問が生まれていく。
研究室とは、知識の終点ではなく、疑問が次々に増える場所なのだと伝わってきます。
青龍児神社のエピソードも同様です。
古い伝承を非科学的だと切り捨てず、そこに土地の記憶が残っている可能性を探る姿勢は、現代のフィールドワークにも通じます。
伝説は科学の反対側にあるのではなく、過去の人が理解できる言葉で保存した観察結果かもしれない。
この視点があるから、『瑠璃の宝石』は鉱物解説アニメの枠を越えています。
綺麗な石を見つける物語でありながら、本当に掘り起こしているのは、人が土地を見つめてきた時間そのものなのです。
瑠璃の宝石の聖地・前芝大学・青龍児神社まとめ
『瑠璃の宝石』の聖地として、制作上のモデルが明確に確認できる代表的な場所は岐阜県下呂市の笹洞蛍石鉱山です。
前芝大学は実在しない架空の大学ですが、名称、立地、作中の移動範囲から、群馬大学桐生キャンパスや前橋周辺との関係が有力視されています。
芝浦工業大学も校舎や理系大学としての雰囲気から候補に挙げられますが、公式にモデルと発表されたわけではありません。
青龍児神社も架空の神社です。
一方、龍穴町の地名や龍にまつわる場所は、奈良県宇陀市室生の室生龍穴神社、妙吉祥龍穴、龍王ヶ渕、龍鎮の滝との共通点が多く、有力な舞台候補と考えられます。
- 笹洞蛍石鉱山は制作陣がロケハンした聖地
- 前芝大学は架空で、群馬大学説が有力
- 芝浦工業大学説は校舎や理系の雰囲気を根拠とする候補
- 青龍児神社は架空だが、室生龍穴神社周辺がモデル候補
- 足尾銅山観光では鉱山の歴史と坑道を体験できる
- 国立科学博物館では鉱物の基礎を学べる
- かわはくでは開催状況により砂金採りなどを体験できる
- 鉱山や神社では立ち入り・採集・撮影のルールを守る
聖地巡礼とは、画面と同じ構図を撮影して終わる旅ではありません。
その土地の石、川、伝承、歴史を知ったとき、アニメで見た風景が別の表情を見せ始めます。
『瑠璃の宝石』を見たあとでは、道端の石さえ少し気になる。
その変化こそ、すでに物語との再会なのだと思います。
よくある質問
瑠璃の宝石の聖地はどこですか?
制作陣のロケハンが確認されている代表的な聖地は、岐阜県下呂市の笹洞蛍石鉱山です。
このほか、前芝大学の候補として群馬大学桐生キャンパス、青龍児神社周辺の候補として奈良県宇陀市室生が挙げられています。
前芝大学は実在する大学ですか?
前芝大学は架空の大学で、同名の大学は実在しません。
「前芝」は前橋をもじった名称で、舞台の位置関係から群馬大学がモデル候補ではないかと考察されています。ただし、公式から特定のモデル校は発表されていません。
青龍児神社は実在しますか?
青龍児神社という名称の神社は作中の架空設定です。
モデル候補は奈良県宇陀市の室生龍穴神社で、周辺には妙吉祥龍穴、龍王ヶ渕、龍鎮の滝など、作中の名称と共通する場所があります。
笹洞蛍石鉱山では蛍石を採集できますか?
ガイド付きのミネラルハンティングツアーでは、案内された範囲で蛍石の採集体験ができます。
原則として事前予約が必要です。開催時期、予約方法、採集ルールは変更される場合があるため、訪問前に公式情報を確認してください。



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