『コードギアス 奪還のロゼ』登場人物・キャスト一覧|主要キャラと声優を紹介

ロゼとアッシュを中心に皇サクヤやサクラ、七煌星団とアインベルクの主要人物が勢力別に並ぶ集合イラスト アニメ作品
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『コードギアス 奪還のロゼ』の主要キャストは、ロゼ役の天﨑滉平さん、アッシュ役の古川慎さん、皇サクヤ・春柳宮サクラ役の上田麗奈さんです。

本作には、ナナシの傭兵、七煌星団、ネオ・ブリタニア帝国、黒の騎士団など複数の勢力が登場します。この記事では、登場人物と声優、所属、搭乗KMF、人物関係を勢力別に整理します。

※物語後半の正体、過去、人物関係に触れるネタバレを含みます。

『コードギアス 奪還のロゼ』の主要キャラ・声優は誰?

物語の中心となるのは、傭兵兄弟として活動するロゼとアッシュ、ロゼの正体である皇サクヤ、サクヤの影武者となった春柳宮サクラです。

公式サイトでは、ロゼは交渉・情報収集・作戦指揮を担う「ナナシの傭兵」の弟、アッシュは高い身体能力とKMF操縦技術を持つ兄として紹介されています。geass.jp

主要人物を先に整理すると、次のとおりです。

登場人物 声優 所属・立場 搭乗機・役割
ロゼ 天﨑滉平 ナナシの傭兵 作戦立案、交渉、情報収集、Zi-アルテミス
アッシュ 古川慎 ナナシの傭兵 KMFパイロット、Zi-アポロ
皇サクヤ 上田麗奈 皇重護の娘 ロゼの本来の姿
春柳宮サクラ 上田麗奈 サクヤの親友・影武者 ネオ・ブリタニアに皇サクヤとして囚われる
皇重護 小山力也 ホッカイドウブロックの領主 サクヤの父
黒戸剣成 黒田崇矢 七煌星団 団長・指揮官
琉高ハルカ 富田美憂 七煌星団 KMFパイロット
カリス・アル・ブリタニア 市ノ瀬加那 ネオ・ブリタニア帝国 皇帝
ノーランド・フォン・リューネベルク 安元洋貴 アインベルク 白のキング・騎士団の中心人物
キャサリン・サバスラ 東山奈央 アインベルク 白のクイーン、クインクラカ
ナラ・ヴォーン 内山夕実 アインベルク 黒のクイーン
ニーナ・アインシュタイン 千葉紗子 黒の騎士団側 フレイヤ対策に協力
コーネリア・リ・ブリタニア 皆川純子 黒の騎士団 総司令として支援

最初に覚えておきたいのは、「ロゼ」「皇サクヤ」「春柳宮サクラ」の声の関係が通常の一対一ではないことです。

少年ロゼの声は天﨑滉平さん、本来の皇サクヤの声は上田麗奈さんが担当しています。その一方で、上田麗奈さんはサクヤに似た姿を持つ春柳宮サクラも演じています。

つまり、サクヤという一人の人物を二つの声が表し、サクヤとサクラという二人の人物を同じ声優が演じる構造です。

変装、影武者、偽りの兄弟関係が物語の中心に置かれる本作らしく、声の配役そのものが人物相関図の一部になっています。


ロゼ・アッシュ・皇サクヤ・サクラの関係とは?

ロゼとアッシュは「ナナシの傭兵」と呼ばれる兄弟として活動していますが、二人の関係にはギアスと過去の出来事が深く関わっています。

また、皇サクヤと春柳宮サクラは外見が似た親友同士でありながら、それぞれ別の場所からホッカイドウの人々を守ろうとします。

ロゼ役は天﨑滉平

ロゼの声優は、天﨑滉平さんです。

ロゼはナナシの傭兵の弟として、依頼人との交渉、情報収集、作戦の立案と指揮を担当します。アッシュが前線で戦う剣なら、ロゼは戦場全体を動かす頭脳です。

公式のKMF紹介では、ロゼが搭乗するZi-アルテミスは飛行能力とフォートレスモードへの変形機構を備えた支援用KMFとされています。geass.jp

ロゼは明るく人当たりのよい少年に見えますが、その正体は皇サクヤです。カツラと首元の変声装置を使い、外見だけでなく声も変えて活動していました。

天﨑さんは、ロゼの親しみやすさと指揮官としての鋭さを切り替えています。

筆者には、正体を知った後で聞き返すロゼの声は、最初より少し重く響きました。快活な口調の奥に、復讐心や焦り、アッシュへギアスを使った罪悪感が隠れているように聞こえるからです。

これは制作側が演技意図として明言した事実ではなく、映像と音声から読み取れる筆者の解釈です。しかし、二度目の視聴で印象が変わる芝居であることは間違いありません。

アッシュ役は古川慎

アッシュの声優は、古川慎さんです。

アッシュはロゼの兄として活動する傭兵で、高い身体能力と卓越したKMF操縦技術を持っています。

搭乗するZi-アポロは出自不明の高性能KMFで、公式サイトでもアッシュの操縦技術と組み合わさることで非常に高い戦闘能力を発揮すると説明されています。geass.jp

普段のアッシュは寡黙で、自分の感情を積極的には語りません。一方で、動物の世話をする優しさや、失った家族への思いも抱えています。

物語が進むと、アッシュがロゼを弟だと思っていた認識には、サクヤのギアスが影響していたことが明らかになります。

さらに公式ストーリーでは、アッシュの過去、ノーランドのもとで受けた訓練、暗殺任務、喪失、皇重護との出会いが描かれています。geass.jp

古川さんのアッシュは、怒りや悲しみを大声だけでは表しません。

低く安定した声が一瞬かすれたり、返事までの間が長くなったりすることで、感情を押し殺していることが伝わります。鎧のように硬い声なのに、その内側だけがずっと傷ついている。そんな危うさが残ります。

皇サクヤ役は上田麗奈

皇サクヤの声優は、上田麗奈さんです。

サクヤは、ネオ・ブリタニアによって命を奪われたホッカイドウブロック領主・皇重護の娘です。公式サイトでも皇重護の娘として紹介されています。geass.jp

ネオ・ブリタニアへの抵抗を続けるため、サクヤは少年ロゼに変装し、アッシュとともにナナシの傭兵として行動します。

サクヤは父の仇を討つことだけを目的とした人物ではありません。

ホッカイドウの人々を守る責任、アッシュを利用した罪悪感、復讐への執着、自分の正体を明かせない孤独が、彼女の中で衝突しています。

上田さんは、サクヤを最初から迷いのない英雄として演じていません。

声に緊張やためらいが残るため、彼女が決断するたびに「この選択で本当にいいのか」と自分へ問い続けているように感じられます。

春柳宮サクラ役も上田麗奈

春柳宮サクラの声優も、上田麗奈さんです。

サクラはサクヤの親友であり、サクヤを逃がすために影武者となった人物です。ネオ・ブリタニア側には皇サクヤとして認識され、宮殿内で自由を制限されます。

サクヤが変装して戦場へ出るのに対し、サクラは閉ざされた宮殿の中から、自分の言葉で人々を守ろうとします。

二人は似た姿と声を持っていますが、上田さんの芝居は同じではありません。

サクヤの声には責任と罪悪感から来る張り詰めた響きがあり、サクラの声には恐怖を抱えながら相手を気遣う柔らかさがあります。

サクラはサクヤの代用品ではありません。

戦闘能力を持たなくても、自分に与えられた立場で何ができるかを考え続ける人物です。サクヤが「動くことで戦う皇女」なら、サクラは「言葉を失わないことで戦う皇女」といえるでしょう。

※画像はAIによるイメージ

ネオ・ブリタニア帝国とアインベルクの登場人物・声優一覧

ネオ・ブリタニア帝国は、ホッカイドウブロックを支配する勢力です。

その軍事力の中心にいるのが、ノーランド・フォン・リューネベルクが率いる皇帝直属の騎士団アインベルクです。

登場人物 声優 称号・立場 特徴
カリス・アル・ブリタニア 市ノ瀬加那 ネオ・ブリタニア皇帝 帝国の象徴として扱われる少年
ノーランド・フォン・リューネベルク 安元洋貴 白のキング アインベルクの中心人物
キャサリン・サバスラ 東山奈央 白のクイーン 好戦的なKMFパイロット
ナラ・ヴォーン 内山夕実 黒のクイーン 冷静な指揮官
スタンリー・フォンブラウン 平川大輔 白のビショップ 技術や兵器開発に関わる
ヴァルター・リントシュテット 加瀬康之 黒のビショップ 騎士として行動する人物
ディボック・メルテ 水中雅章 白のルーク 地位と功績を求める人物
クリストフ・シザーマン 吉野裕行 黒のルーク ギアスにも関心を示す
ヒース・ロット 逢坂良太 白のナイト 若いアインベルクの騎士
アーノルド・レンク 斉藤壮馬 黒のナイト ノーランドに従う参謀役
グリード・カークウェイン 野島裕史 白のポーン カークウェイン兄弟の兄
グラン・カークウェイン 小野友樹 黒のポーン カークウェイン兄弟の弟
ナタリア・ルクセンブルグ 寺崎裕香 帝国行政側 宮廷と政治に関わる人物

カリス役は市ノ瀬加那

カリス・アル・ブリタニアの声優は、市ノ瀬加那さんです。

カリスは皇帝という大きな肩書を持つ少年ですが、実際の政治や軍事ではノーランドの影響を強く受けています。

市ノ瀬さんの幼さを残した声は、皇帝としての権威と本人の未成熟さのずれを印象づけます。

立派な玉座に座っていても、その人物が自分の意思で国を動かしているとは限らない。本作におけるカリスは、ネオ・ブリタニアの歪んだ権力構造を示す存在です。

ノーランド役は安元洋貴

ノーランド・フォン・リューネベルクの声優は、安元洋貴さんです。

ノーランドはアインベルクの白のキングであり、ネオ・ブリタニアの軍事と政治を実質的に動かす中心人物です。

物語後半では、シャルル・ジ・ブリタニアとのつながりを含め、ノーランドの出自と計画が明らかになります。

ただし、シャルルに関係する存在だからといって、二人の目的や思想が完全に同じというわけではありません。

筆者には、ノーランドは人間を意思ある個人ではなく、計画を実行するための部品として見ているように映りました。

安元さんの声は低く、周囲がどれほど動揺しても大きく揺れません。

感情が爆発する怖さではなく、感情が動かない怖さ。その静けさが、ノーランドを単なる強敵より不気味な人物にしています。

キャサリン役は東山奈央

キャサリン・サバスラの声優は、東山奈央さんです。

キャサリンはアインベルクの白のクイーンで、専用KMFクインクラカを操る高い戦闘能力の持ち主です。

褐色の肌と淡いピンク色のツインテールが特徴で、「『奪還のロゼ』の褐色キャラは誰?」と気になった人が探している人物もキャサリンです。

強者を好み、弱い者を軽視する価値観を持っていますが、サクラと接する中で態度には変化が見られます。

ただし、「サクラがキャサリンの価値観を完全に変えた」と作中で明言されたわけではありません。

恐怖を抱えながらも人々のために発言するサクラを見て、キャサリンが従来とは異なる強さに触れた可能性がある、というのが筆者の解釈です。

ナラ役は内山夕実

ナラ・ヴォーンの声優は、内山夕実さんです。

ナラはアインベルクの黒のクイーンで、戦場全体を冷静に見渡す指揮官です。

戦闘を楽しむ傾向が強いキャサリンに対し、ナラは損害、命令、作戦の成否を踏まえて現実的に行動します。

アッシュとはリューネベルク家に関わる過去を共有しているため、二人の対峙は単なる敵同士の戦闘ではありません。

ナラの存在によって、ネオ・ブリタニア側の人物が全員同じ思想で動いているわけではないことも示されます。

アインベルクのチェス称号は、人物を覚えやすくする装飾である一方、ノーランドが部下を盤上の駒として扱う構造にも重なります。

キング、クイーン、ビショップと呼ばれるほど、その人自身の名前より「与えられた役割」が前面へ出る。格好いい称号なのに、どこか体温がないんですよね。


七煌星団の登場人物・声優と相関関係

七煌星団は、ホッカイドウブロックでネオ・ブリタニアに抵抗するレジスタンスです。

ナナシの傭兵へ依頼を持ち込み、ロゼとアッシュとともに戦います。

登場人物 声優 役割
黒戸剣成 黒田崇矢 七煌星団の団長
物部勲 小西克幸 古参メンバー
琉高ハルカ 富田美憂 KMFパイロット
小田友臣 千葉翔也 戦闘員
宗森葵太 坂泰斗 戦闘員
新城陽子 杉山里穂 オペレーター
佐野悠里 春野杏 KMF整備担当

黒戸剣成役は黒田崇矢

黒戸剣成の声優は、黒田崇矢さんです。

黒戸は七煌星団の団長として、団員たちをまとめる現場型の指揮官です。

奇策だけで状況をひっくり返す天才軍師ではなく、限られた戦力を維持し、仲間が帰ってこられる組織を守ります。

策略家が注目されやすい『コードギアス』シリーズの中で、黒戸は「組織を崩壊させない指導者」の重要性を担う人物です。

黒田さんの重厚な声も、派手に威圧するというより、そこにいるだけで周囲が落ち着く柱のような響きを持っています。

物部勲役は小西克幸

物部勲の声優は、小西克幸さんです。

物部は黒戸に次いで七煌星団での活動歴が長い古参メンバーで、若い団員たちを支えます。

常に物語の中心で目立つ人物ではありませんが、長く抵抗運動へ身を置いてきたからこそ、その覚悟には時間の重みがあります。

派手なセリフではなく、必要な場面で行動する。

物部の存在は、七煌星団が物語の開始時に急造された集団ではなく、それ以前から犠牲と日常を積み重ねてきた組織であることを伝えています。

琉高ハルカ役は富田美憂

琉高ハルカの声優は、富田美憂さんです。

ハルカは七煌星団のKMFパイロットで、物語序盤ではロゼとアッシュへカークウェイン兄弟の排除を依頼します。

当初からナナシの傭兵を全面的に信用しているわけではなく、ブリタニア人の傭兵である二人に警戒心を持っています。

しかし、作戦や戦闘を重ねるにつれて、その評価は少しずつ変わります。

公式ストーリーでも、七煌星団のエースであるハルカが、白のクイーン・キャサリンと激しい戦闘を繰り広げることが示されています。geass.jp

ハルカは、七煌星団とナナシの傭兵をつなぐ橋のような人物です。

過去や民族、所属が違っても、同じ目的のために背中を預けられるのか。その問いを、彼女の態度の変化が担っています。

七煌星団を支えるメンバー

七煌星団では、KMFパイロット以外のメンバーにも明確な役割があります。

  • 小田友臣/千葉翔也

仲間との距離が近く、緊張の続く組織に人間らしい空気を生み出す戦闘員です。

  • 宗森葵太/坂泰斗

小田らとともに前線へ立ち、七煌星団の戦力を支えます。

  • 新城陽子/杉山里穂

オペレーターとして情報の整理、通信、戦況の共有を担います。

  • 佐野悠里/春野杏

KMFの整備を担当し、パイロットが戦場へ戻れる環境を作ります。

戦争ものでは、強いパイロットや特別な機体へ視線が集まりがちです。

しかし、情報を整理する人、機体を直す人、負傷者を支える人がいなければ、アッシュやハルカも戦い続けられません。

七煌星団が「名前のある生活者の集まり」として描かれることで、ホッカイドウ解放戦に地面の感触が生まれています。

※画像はAIによるイメージ

周辺人物・旧作キャラの声優一覧

『奪還のロゼ』には、主要三勢力以外にも物語を動かす人物が登場します。

特に皇重護、ニーナ、コーネリアは、ロゼとアッシュの過去や、ネオ・ブリタニアへ対抗する作戦に深く関わります。

登場人物 声優 所属・役割
皇重護 小山力也 サクヤの父、ホッカイドウブロック領主
江間メイ 白石晴香 喫茶店ラベンダーで働くメイド
ニーナ・アインシュタイン 千葉紗子 フレイヤ対策に協力する科学者
コーネリア・リ・ブリタニア 皆川純子 黒の騎士団総司令
漣士郎 山本兼平 八戸基地側の人物
志塚香 小林親弘 漣と行動する人物
坂井ミナト Lynn ニーナの護衛
東見燦士郎 藤井隼 東の暁旅団の団長
岩本時男 青山穣 北狼軍の団長
ジノ・ヴァインベルグ 保志総一朗 旧ナイトオブラウンズ
皇神楽耶 かないみか 超合集国に関わる旧作人物

皇重護役は小山力也

皇重護の声優は、小山力也さんです。

皇重護はサクヤの父であり、ホッカイドウブロックの領主を務めていた人物です。

また、絶望的な状況に置かれていた過去のアッシュと出会い、その人生に大きな影響を与えました。公式ストーリーでも、アッシュが皇重護と出会うまでの経緯が描かれています。geass.jp

サクヤにとっては父であり、アッシュにとっては自分を人間として扱ってくれた重要な存在です。

そのため、皇重護をめぐる事実が明らかになる場面は、サクヤとアッシュの関係を根元から揺らします。

江間メイ役は白石晴香

江間メイの声優は、白石晴香さんです。

メイは喫茶店ラベンダーで働くメイドで、戦場とは異なる日常の空気を担う人物です。

『奪還のロゼ』では、戦闘と政治だけでなく、人々が働き、食事をし、誰かを待つ場所も描かれます。

ラベンダーの場面があることで、登場人物たちが守ろうとしているのは抽象的な領土ではなく、こうした暮らしなのだと分かります。

ニーナ役は千葉紗子

ニーナ・アインシュタインの声優は、TVシリーズから続投する千葉紗子さんです。

ニーナは、ネオ・ブリタニアが保有するフレイヤへの対策に協力します。

旧シリーズではフレイヤの開発に関わった人物が、本作ではその脅威を止める側に立つ。

これは懐かしいキャラクターを登場させるだけのファンサービスではありません。

生み出してしまった技術や過去の結果は消せなくても、その後どのように責任を引き受けるかは選べる。ニーナの立場には、旧作から続く償いの時間が込められています。

コーネリア役は皆川純子

コーネリア・リ・ブリタニアの声優は、旧シリーズから続投する皆川純子さんです。

本作のコーネリアは黒の騎士団の総司令として、ネオ・ブリタニアの真意を見極めながら、七煌星団側を支援します。

公式ストーリーでも、和平交渉を申し入れたネオ・ブリタニアの意図を、コーネリアたち黒の騎士団が探る展開が示されています。geass.jp

かつて神聖ブリタニア帝国の皇女として日本側と戦ったコーネリアが、現在は日本人レジスタンスを支える側にいる。

この変化は、ゼロレクイエム後の世界が単純に平和になったのではなく、敵味方の関係を組み直し続けていることを示しています。

一方で、ニーナやコーネリアが新主人公の代わりに問題を解決するわけではありません。

旧作キャラは戦う条件を整えますが、ホッカイドウの未来を選ぶ役目は、ロゼ、アッシュ、七煌星団ら新たな世代に残されています。


『奪還のロゼ』の人物相関図は「与えられた役」で見ると分かりやすい

ここからは、作中の設定と演技から読み取った筆者の考察です。

『コードギアス 奪還のロゼ』の登場人物は、誰かから与えられた名前や役割を背負っている人物が多い作品です。

  • サクヤは少年ロゼを演じる
  • アッシュはロゼの兄だと認識させられる
  • サクラは皇サクヤの影武者になる
  • カリスは皇帝として担ぎ上げられる
  • アインベルクはチェスの駒の称号を与えられる

この視点で見ると、人物の所属が多い理由も整理しやすくなります。

本作が描いているのは、「本当は誰なのか」という正体当てだけではありません。

他人に決められた役を演じてきた人間が、真実を知った後で何を選び直すかという物語です。

その構造を、ロゼとサクヤの配役が音として表現しています。

天﨑滉平さんが演じるロゼは、サクヤが外の世界へ見せる人格です。上田麗奈さんが演じるサクヤは、責任や罪悪感を抱える内側の人格に近い声を持っています。

そして同じ上田さんが演じるサクラは、サクヤと似た声を持ちながら別の人生を選びます。

声が同じでも人物は交換できない。声が違っても人物は同じである。

この少し複雑な配役が、「名前や外見だけでは、その人が誰かを決められない」という本作のテーマに重なっています。

アッシュも、与えられた兄という役を生きてきた人物です。

真実を知った後の彼がサクヤと行動することを、ギアスや偽りを全面的に許した結果だと断定することはできません。

筆者には、アッシュは操作された関係をそのまま肯定したのではなく、過去を知ったうえでサクヤとの関係を自分の意思で選び直そうとしているように見えました。

公式イベントでは、ギアスの描き方が従来の「呪い」から「誓い」のようなものへ変化したという指摘に対し、制作側から、ノーランドへ対抗するためにはサクヤがアッシュにギアスをかける必要があったとの説明も語られています。geass.jp

もちろん、必要だったから使ってよいという単純な話ではありません。

だからこそ本作は、ギアスを使った後に残る罪悪感や、壊れた信頼をどう扱うのかまで描こうとしています。

キャサリンとサクラの関係も、「強さを誰が定義するのか」という問いにつながります。

キャサリンが信じるのは、戦闘力や支配力としての強さです。一方のサクラは武力を持ちませんが、恐怖の中で言葉を発し、他人のために責任を負おうとします。

作中でキャサリンの心理がすべて説明されるわけではないものの、両者の交流は、強さがKMFの性能や腕力だけでは測れないことを浮かび上がらせます。

ノーランドは、その反対側にいる人物です。

サクヤやアッシュが自分の役を選び直そうとするのに対し、ノーランドは他人へ役を与え、すべてを自分の盤面へ配置しようとします。

人が関係の中で傷つき、迷い、変わっていく物語において、ほとんど揺れないノーランドの声は異物として響きます。

『奪還のロゼ』は登場人物が多いため、最初は名前を覚えるだけでも忙しい作品です。

しかし、「どの勢力にいるか」に加えて、「誰からどんな役を与えられたか」「その役を本人が選び直せるか」で見ると、人物相関がぐっとつながります。

この作品、人物相関図を目で見せるだけじゃない。声の距離、沈黙の長さ、呼び名の変化で、感情の線まで引いてくるんです。


まとめ|『奪還のロゼ』の登場人物は勢力と声の関係で整理できる

『コードギアス 奪還のロゼ』では、ロゼ役を天﨑滉平さん、アッシュ役を古川慎さん、皇サクヤと春柳宮サクラ役を上田麗奈さんが担当しています。

七煌星団では、黒戸剣成役の黒田崇矢さん、物部勲役の小西克幸さん、琉高ハルカ役の富田美憂さんらが出演します。

ネオ・ブリタニア側では、カリス役の市ノ瀬加那さん、ノーランド役の安元洋貴さん、キャサリン役の東山奈央さん、ナラ役の内山夕実さんらが主要人物です。

さらに、ニーナ役の千葉紗子さん、コーネリア役の皆川純子さん、ジノ役の保志総一朗さん、皇神楽耶役のかないみかさんなど、旧シリーズからのキャストも参加しています。

人物関係を理解する最大のポイントは、ロゼ、サクヤ、サクラの声の構造です。

少年ロゼと本来のサクヤを別の声優が演じる一方、サクヤと影武者サクラは上田麗奈さんが兼役しています。

登場人物たちは、兄、弟、皇女、影武者、皇帝、騎士といった役を背負わされながら、最後には自分の意思で何者になるのかを選ぼうとします。

声優と所属を確認してから見返すと、初見では通り過ぎた声色の変化、会話の間、呼び方に隠された人物関係まで拾いやすくなるはずです。


よくある質問

『コードギアス 奪還のロゼ』のロゼ役は誰?

ロゼ役の声優は天﨑滉平さんです。

ロゼはナナシの傭兵の弟として、交渉、情報収集、作戦指揮を担当します。その正体は少年に変装した皇サクヤです。

皇サクヤと春柳宮サクラの声優は同じ?

皇サクヤと春柳宮サクラは、どちらも上田麗奈さんが演じています。

サクヤが少年ロゼへ変装しているときの声は天﨑滉平さんが担当するため、サクヤには二つの声が存在します。

『コードギアス 奪還のロゼ』の褐色キャラは誰?

褐色の肌と淡いピンク色のツインテールが特徴の人物は、キャサリン・サバスラです。

アインベルクの白のクイーンで、声優は東山奈央さん。専用KMFクインクラカを操る実力者です。

アインベルクとは何?

アインベルクは、ネオ・ブリタニア帝国の軍事力を支える騎士団です。

構成員にはキング、クイーン、ビショップ、ルーク、ナイト、ポーンというチェスの駒を基にした称号が与えられています。

登場人物と声優の情報はどこで確認できる?

人物名、担当声優、基本設定は、作品公式サイトのキャラクターページ、スタッフ・キャストページ、各話のエンドクレジットなどで確認できます。geass.jp+1

搭乗KMFは公式KMFページ、物語上の出来事は公式ストーリーページも参照できます。geass.jp+1

本記事の人物心理や演技に関する記述は、公式設定として明示された事実と、映像・音声から読み取った筆者の考察を分けて記載しています。

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