『ヘルモード』13〜19話は、学園都市で「廃ゲーマー」の戦力を整えたアレンたちが、ローゼンヘイムを襲う魔王軍との戦争へ踏み出すまでを描く区間です。
13〜18話で仲間集め、ダンジョン攻略、勇者ヘルミオスとの対決を積み重ね、19話から物語の舞台は学園から国家規模の戦場へ切り替わります。
- 『ヘルモード』13〜19話では何が起きる?
- 『ヘルモード』13話「学園都市へ!」のあらすじは?
- 『ヘルモード』14話「新たな出会い」でキールが加入する理由は?
- 『ヘルモード』15話「ダンジョンを攻略せよ」では何が起きる?
- 『ヘルモード』16話「王太子からの誘い」のあらすじは?
- 『ヘルモード』17話「精霊王の予言」とは何?
- 『ヘルモード』18話「決戦! 学園武術大会」はどちらが勝つ?
- 『ヘルモード』19話「ローゼンヘイムへ」では何が起きる?
- 13話→18話→19話でアレンの「強さ」はどう変わる?
- 19話以降のローゼンヘイム戦はどうつながる?
- まとめ|『ヘルモード』13〜19話は学園編から戦争編へつながる7話
- よくある質問
『ヘルモード』13〜19話では何が起きる?
13〜19話の流れを一言でまとめると、アレン個人の育成からパーティー育成へ、さらに国家規模の戦争攻略へと物語のスケールが広がっていく7話です。
各話の中心となる出来事は次の通りです。
- 13話「学園都市へ!」:アレンたちが学園都市へ入り、鑑定の儀を受けて勇者ヘルミオスと出会う
- 14話「新たな出会い」:僧侶キールが仲間になり、剣聖ドベルグの特別授業も行われる
- 15話「ダンジョンを攻略せよ」:パーティー「廃ゲーマー」がB級ダンジョン攻略を本格化させる
- 16話「王太子からの誘い」:ダンジョン最下層へ到達し、学園武術大会への参加が持ちかけられる
- 17話「精霊王の予言」:ソフィー、フォルマール、メルルが加入し、精霊王の予言がアレンへつながっていく
- 18話「決戦! 学園武術大会」:アレンと勇者ヘルミオスが直接対決し、精霊王の予言と魔力回復リングが結びつく
- 19話「ローゼンヘイムへ」:魔王軍の侵攻を受け、アレンたちがローゼンヘイムへ向かう
この7話を通して見ると、学園編は戦争までの「つなぎ」ではありません。
仲間をそろえ、実戦経験を積み、自分たちより上位の強者とぶつかり、そのうえで戦場へ出る。
13〜18話で作った戦力を、19話から実際の世界危機へ投入する構成になっています。
『ヘルモード』13話「学園都市へ!」のあらすじは?
13話「学園都市へ!」では、アレンがセシル、クレナ、ドゴラとともにラターシュ王国の学園都市へ入り、入学を前に鑑定の儀を受けます。
そしてアレンたちの前に現れるのが、勇者ヘルミオスです。
アレンたちがラターシュ王国学園都市へ
2nd Seasonの新たな舞台となるのが、ラターシュ王国の学園都市です。
アレンはセシルとともに学園都市へ向かい、クレナ、ドゴラとも再び行動を共にすることになります。
それまでのアレンは、自分の召喚士としての能力を検証し、魔獣を倒して経験値を獲得しながら成長することが大きな目的でした。
ところが学園都市には、各地から才能を持った若者が集まっています。
ここから問われるのは「アレン一人がどれだけ強いか」だけではありません。
誰と組み、どの役割を任せ、どうやってチーム全体を強くするのか。
物語の攻略単位が少しずつ大きくなっていきます。
鑑定の儀で改めて能力と向き合う
アレン、セシル、クレナ、ドゴラは「鑑定の儀」を受けます。
アレンにとって鑑定は、幼少期から因縁のあるものです。
かつて「才能無し」と判断された一方、実際のアレンは「召喚士」という特殊な才能を持ち、その能力を何年もかけて育て続けています。
ここで面白いのは、「実はすごい能力でした」で話が終わらないこと。
アレンの強さは才能だけでなく、召喚獣の性質を検証し、経験値効率を考え、毎日のように積み上げてきた結果でもあります。
ステータスの第一印象だけで人間を判断すると盛大に読み違える。
アレン、そういう意味でも初見殺しがすぎる主人公です。
勇者ヘルミオスとの出会い
鑑定の後、アレンたちは勇者ヘルミオスと出会います。
アニメ公式の2nd Season紹介でもヘルミオスは「人類最強の勇者」と位置づけられており、学園都市編における重要人物です。
13話でのヘルミオス登場には、物語上かなり大きな意味があります。
それまでアレンが測っていたのは、「昨日の自分よりどれだけ強くなったか」という成長でした。
ところがヘルミオスが登場したことで、今度は世界のトップ級と比べて自分がどこにいるのかという新しい物差しが置かれます。
個人的には、ここで作品のカメラがグッと引いたように感じます。
村や領地を映していた画面が学園都市へ広がり、その奥に勇者が立つ。
13話は単なる新学期ではなく、「世界の強さ」がアレンの前に姿を現した回なんです。
『ヘルモード』14話「新たな出会い」でキールが加入する理由は?
14話「新たな出会い」では、夏休みのダンジョン攻略へ向けてアレンが新メンバーを探し、僧侶の才能を持つキールが仲間になります。
さらに学園には、剣聖ドベルグが特別授業の講師として訪れます。
ダンジョン攻略へ向けて仲間を探す
学園では、新入生たちに夏休みのダンジョン攻略が課されます。
本格的な攻略を見据えたアレンは、パーティー編成を考え始めます。
アレン、クレナ、ドゴラ、セシルにはそれぞれ強みがありますが、長期間のダンジョン攻略では火力だけでは安定しません。
そこで必要になるのが、回復を担えるメンバーです。
アレンが見ているのは「単純に強い人物か」ではなく、今の編成に何が不足しているか。
この発想がすでに廃ゲーマー。
仲間集めというよりパーティービルドなんですよね。
僧侶キールが「廃ゲーマー」へ
そこで加わるのが、僧侶の才能を持つキールです。
キールの加入によって回復役が確保され、パーティーは高難度攻略へ対応しやすくなります。
ただしキールは、単なる「ヒーラー枠」ではありません。
彼には王家と関係する事情があり、15話ではその問題がよりはっきりと表面化します。
このあたりが『ヘルモード』の好きなところです。
RPG的には「僧侶加入」で処理できるイベントに、きちんと本人の家族や立場、人生がくっついている。
だから「廃ゲーマー」は職業アイコンを並べただけのパーティーではなく、少しずつ人間の集団になっていきます。
剣聖ドベルグの特別授業
さらに学園には、剣聖の才能を持つドベルグが特別講師として訪れます。
授業ではクレナもスキルについて質問し、自分の力をさらに高めようとします。
ここも重要です。
2nd Seasonではアレンだけが成長するのではなく、仲間にも専門分野を伸ばす機会が与えられています。
主人公が全部解決するための仲間ではなく、仲間自身も戦力として育てる。
14話は、その方向性が明確になった回だと考えます。

『ヘルモード』15話「ダンジョンを攻略せよ」では何が起きる?
15話「ダンジョンを攻略せよ」では、キールが正式加入したパーティー「廃ゲーマー」がB級ダンジョン攻略へ乗り出します。
さらに夏休みには、キールと王家の使いが交わした約束をめぐる問題も動き始めます。
「廃ゲーマー」がB級ダンジョンへ
アレンたちはパーティー名を「廃ゲーマー」とし、B級ダンジョン攻略を本格的に開始します。
出現する魔獣を倒しながら最下層を目指し、経験値と実戦経験を積んでいきます。
アレンにとってダンジョンは「クリアして終わる場所」ではありません。
敵を倒して経験値を得る。
仲間を育てる。
ドロップや攻略情報を蓄積する。
次の高難度コンテンツへ備える。
勝利そのものではなく、勝利を次の成長へ変換するところまでが攻略です。
攻略開始から2か月が経過
15話では、B級ダンジョン攻略を始めてから2か月という時間経過が示されます。
ここは『ヘルモード』という作品らしさがよく出ています。
アレンには特殊な能力がありますが、何でも一瞬で終わらせるわけではありません。
何度も潜り、経験を積み、仲間を鍛えながら少しずつ奥へ進む。
タイトル通り、この世界は「チートを得たので即エンディング」とはならないんですよね。
むしろ強い能力を持ったうえで、それを何年も擦り続ける。
その執念がだいぶ廃人仕様です。
キールと王家の約束に隠された問題
夏休みには、キールが王家の使いと交わした約束について、アレンがグランヴェル卿へ報告します。
会話の中で、2人はその約束の裏に何らかの謀り事があることへ気付きます。
ここからは、魔獣を倒せば解決するダンジョンとは別の難しさが出てきます。
仲間には家族がいて、立場があり、王家や貴族社会との関係もある。
つまりアレンが攻略しなければならない対象に、人間社会そのものまで入ってくるわけです。
剣だけ振っていればいい主人公なら詰みそうな案件ですが、アレンはむしろ盤面を読む方が得意。
戦闘以外でもゲーマー脳が働き始めます。
『ヘルモード』16話「王太子からの誘い」のあらすじは?
16話「王太子からの誘い」では、ダンジョンの罠で離ればなれになったドゴラとセシルへアレンたちが合流し、最下層でA級ダンジョン初攻略を懸けたボス戦へ挑みます。
その後、夏休み明けにはアレンとクレナが学園武術大会への参加を提案されます。公式の16話あらすじでも、この2つが中心の出来事として示されています。
ドゴラとセシルを救出し最下層へ
15話から続くダンジョン攻略では、罠によってドゴラとセシルが転移させられる危機が発生します。
アレンたちは2人を発見し、再合流。
危機を乗り越えた一行は、ついにダンジョン最下層へ到達します。
ここまでが重要なのは、単に「アレンがボスまで来た」からではありません。
クレナ、ドゴラ、セシル、キールを含めたパーティーが、トラブル込みのダンジョン攻略を経験している点です。
仲間が分断される。
想定外の状況が起きる。
それでも立て直して進む。
安全な訓練では得られない、実戦での対応力を身につけているわけです。
A級ダンジョン初攻略を懸けたボス戦
最下層では、A級ダンジョン初攻略を懸けてボス魔獣との戦闘が始まります。
15話で時間をかけて育ててきたパーティーにとって、ここは一つの成果確認でもあります。
『ヘルモード』の育成描写は地味な反復が多いですが、その反復があるからこそボス戦に重量が出ます。
「いつの間にか強くなってました」ではなく、何度もダンジョンへ潜った時間が後ろに積まれている。
成長シーンの派手さより、積み上げた時間を戦闘の説得力へ変える作品なんですよね。
夏休み明け、学園武術大会へ
ダンジョン攻略後、季節は夏休み明けへ。
アレンとクレナは学長に呼び出され、1週間後に迫る学園武術大会への参加を提案されます。
16話のサブタイトルは「王太子からの誘い」ですが、ストーリー上の役割としてはダンジョン攻略から学園武術大会へ舞台を切り替える回でもあります。
ここまでアレンたちは、魔獣という「攻略対象」と戦ってきました。
次に待つのは、人間同士が強さを競う大会。
そしてその先には、13話から登場していた勇者ヘルミオスが待っています。
『ヘルモード』17話「精霊王の予言」とは何?
17話「精霊王の予言」では、2年生になったアレンたちのクラスへ、ローゼンヘイム王女ソフィアローネ、護衛フォルマール、ドワーフのメルルが転入し、3人が「廃ゲーマー」に加入します。
さらに、この回から後のヘルミオス戦へつながる重要設定が「精霊王の予言」です。
ソフィー、フォルマール、メルルが転入
アレンたちは2年生へ進級します。
そこで新たに転入してくるのが、エルフの国ローゼンヘイムの王女ソフィアローネ、通称ソフィーです。
さらにソフィーの護衛フォルマール、ドワーフのメルルも加わります。
3人は「廃ゲーマー」に入り、レベルアップを目的としてアレンたちとB級ダンジョンへ挑戦します。
ここでパーティーはさらに多様になります。
国籍も立場も異なるメンバーが、アレンを中心に一つのチームへまとまっていく。
特にソフィーがローゼンヘイム王女であることは、この2話後の19話で一気に重要になります。
17話で仲間になった王女の故郷が、19話では戦場になる。
この配置、あとから見るとかなり露骨に感情へ効いてきます。
「精霊王の予言」はアレンを指している
精霊王ローゼンはローゼンヘイムを守護する存在で、後にアレンが世界の救世主となることをエルフたちへ予言していた人物として説明されます。
さらに18話では、ヘルミオスが精霊王から託された役目とアレンの名乗りが結びつきます。
つまり17話のサブタイトル「精霊王の予言」は、単なる神秘的なワードではありません。
アレンという存在が、本人の知らないところで世界規模の運命と結びつけられていることを示す要素です。
ただし、ここで大事なのは「アレンは救世主だから勝てます」で終わらないこと。
本人がやっていることは相変わらずダンジョン周回とレベル上げ。
世界から壮大な肩書きを渡されても、中身は効率厨のまま。
この温度差、かなり『ヘルモード』です。
17話はローゼンヘイム編への伏線でもある
17話でソフィーをパーティーへ入れたことで、ローゼンヘイムは単なる外国ではなくなります。
19話で魔王軍が侵攻した時、そこにいるのは「知らない国の人々」だけではありません。
仲間の故郷であり、仲間の母親が治める国です。
だから17話の新メンバー加入は、戦力増強であると同時に、19話以降にアレンたちが戦う感情的な理由を作る回でもあります。

『ヘルモード』18話「決戦! 学園武術大会」はどちらが勝つ?
18話「決戦! 学園武術大会」では、アレンと勇者ヘルミオスが大会最後の試合で直接対決し、正式な勝者はヘルミオスとなります。
ただし、アレンが完全に戦闘不能へ追い込まれて決着したわけではなく、目的としていた魔力回復リングを得た後にアレン自身が降参する、少し特殊な終わり方です。
アレン対ヘルミオスがついに実現
13話からアレンへ関心を示していたヘルミオス。
18話では、ようやく両者が直接戦います。
序盤はヘルミオスの高速かつ重い剣技によって、アレンが防戦を強いられます。
そこでアレンは新たに得たBランク召喚獣を投入し、反撃を開始。
公式あらすじでも、アレンが徐々に押し返したところでヘルミオスが手加減なしの一撃を放ち、アレンも対勇者用の秘策を用意していることが描かれています。
13話で登場した「人類最強の勇者」という物差しへ、18話で本当にぶつかる。
構成としてめちゃくちゃ分かりやすいんです。
ヘルミオスの一撃にアレンはどう対抗する?
ヘルミオスは強力な一撃を放ち、アレンは召喚獣の能力を組み合わせて対抗します。
それでも攻撃を完全には防ぎ切れず、大きなダメージを受けます。
しかしアレンには回復を含む召喚獣の運用があり、戦闘継続そのものは可能でした。
この試合が面白いのは、「一発の威力」で優劣を決めないことです。
ヘルミオスには圧倒的な瞬間火力がある。
一方のアレンは、複数種類の召喚獣を使い分け、守備、回復、長期戦まで含めて戦う。
英雄として完成されたヘルミオスと、手札を組み替えながら勝ち筋を作るアレン。
同じ「強いキャラ」でも、強さの設計思想がまるで違います。
正式な勝者はヘルミオス
最終的に大会上の勝者となるのはヘルミオスです。
ただしアレンは、戦えなくなって敗北したわけではありません。
彼が学園武術大会へ挑んだ大きな目的の一つは、魔力を回復できるリングを手に入れることでした。
そしてヘルミオスからそのリングを受け取ったことで、アレンは試合を続ける必要がなくなり、自ら降参します。
これ、アレンらしさが濃すぎる。
普通の主人公なら「勇者に勝って最強を証明する」が最大目標になりそうな場面です。
でもアレンは大会の称号より、今後の攻略に使える装備を見る。
勝敗よりリターン。
ロマンより効率。
勇者との頂上決戦ですら、頭の中では装備更新イベントになっています。
精霊王の予言と魔力回復リングがつながる
18話では、17話のタイトルにもなった精霊王の予言がヘルミオスを介してアレンへつながります。
ヘルミオスは精霊王ローゼンからアレンへ渡すためのリングを託されており、アレンが「始まりの召喚士」を名乗ったことで、その情報と一致します。
つまり17話の「予言」は、18話で具体的なアイテムと人物関係へ変換されるわけです。
壮大な世界設定を提示して終わらず、主人公の攻略能力を強化する装備へ落とし込む。
この作品、世界の運命までゲームシステムに接続してくるのが面白いんですよね。
『ヘルモード』19話「ローゼンヘイムへ」では何が起きる?
19話「ローゼンヘイムへ」では、大陸間の協力関係を崩すため魔王軍が侵攻を開始し、その目論見を阻止するためアレンたちがローゼンヘイムへ向かいます。
現地の町ネストで負傷者と避難民の救護、情報収集を行った結果、ソフィーの母であるローゼンヘイム女王が最前線ティアモにいることが分かります。
魔王軍の狙いは大陸間の協力関係
19話で重要なのは、今回の侵攻が単なる魔獣の大量発生ではないことです。
公式あらすじでは、魔王軍は大陸間の協力関係を崩すために侵攻を開始したと説明されています。
つまり敵側にも戦略があります。
どこを攻撃すれば人類側の連携を崩せるのか。
どの地域を揺さぶれば全体へ影響が及ぶのか。
アレンたちはその目的へ気付き、敵の目論見を断つうえで重要となるローゼンヘイムへ向かいます。
ダンジョンの魔獣とはルールが違う。
19話から相手にするのは、意思と戦略を持って動く軍隊です。
まずネストで救護と情報収集
ローゼンヘイムへ到着したアレンたちは、避難所となった町ネストへ向かいます。
そこでいきなり敵陣へ突撃するのではなく、負傷者や避難民を救護しながら情報を集めます。
この動きには、アレンの性格がよく出ています。
彼は強敵を見ると何も考えず殴りに行く主人公ではありません。
まず盤面を見る。
被害状況を見る。
味方の位置を確認する。
敵が何を狙っているのかを考える。
ゲームで言えば、ボス戦の前にマップ、味方HP、敵配置、補給地点まで全部チェックするタイプ。
たぶん「初見だからとりあえず突っ込もうぜ」と言われたら一番嫌な顔をする人です。
ローゼンヘイム女王は最前線ティアモにいる
情報収集を進めたアレンたちは、ソフィーの母親であるローゼンヘイム女王が、魔王軍との戦闘最前線ティアモにいることを知ります。
この事実によって、戦争は一気に身近になります。
17話で仲間になったソフィー。
19話では、その故郷が侵攻を受け、母親が最前線にいる。
つまり17話の「パーティーメンバー追加」が、たった2話後には「命を懸けて守る理由」に変化しているんです。
仲間を増やすことが単なる戦力増強で終わらず、人間関係によって物語の目的まで増えていく。
ここはかなり丁寧なつながりだと思います。
13話→18話→19話でアレンの「強さ」はどう変わる?
ここからは筆者としての考察です。
13〜19話を一本の流れとして見るなら、特に重要なのは13話のヘルミオス登場、18話の直接対決、19話のローゼンヘイム戦突入という三段階だと考えます。
同じ「強さ」を扱いながら、その意味が少しずつ変わっています。
13話は「世界の強者を知る」段階
13話でヘルミオスが登場した時、アレンには世界規模の比較対象ができます。
それまでは、自分の能力をどこまで伸ばせるかが中心でした。
しかし勇者という存在が現れたことで、「自分は世界の強者へどこまで通用するのか」という問いが生まれます。
つまり13話では、強さの基準が自分の中から世界へ広がったと見ることができます。
18話は「自分の強さを測る」段階
そして18話では、その比較対象だったヘルミオス本人と戦います。
ここで面白いのは、アレンが単純な一騎打ち型の主人公ではないことです。
ヘルミオスが非常に高い直接戦闘能力を見せるのに対し、アレンは召喚獣を組み合わせ、守備、回復、長期戦まで計算します。
僕はこの違いこそ、『ヘルモード』がよくある「最強主人公もの」と少し違って見える理由だと思っています。
アレンの爽快感は「実は俺の攻撃力999999でした」ではありません。
使える手札を調べ、増やし、組み合わせて、勝率そのものを上げていく過程にある。
だからヘルミオスへ完全勝利しなくても、アレンのキャラクター性はまったく揺らぎません。
むしろ必要だった魔力回復リングを手に入れて降参するところに、彼の本質が凝縮されています。
「勇者に勝った」という実績より、今後の攻略効率。
大会のラスボス戦なのに発想が素材周回勢。
ブレなさがすごい。
19話は「強さを誰かのために使う」段階
ところが19話へ入ると、比較そのものが重要ではなくなります。
魔王軍が侵攻し、負傷者や避難民が出て、仲間の母親が最前線にいる。
ここで問われるのは「アレンとヘルミオスのどちらが強い?」ではありません。
持っている力で、どこまで被害を減らせるのか。
この切り替わりが、13〜19話でもっとも重要な構造だと僕は考えています。
13話で世界の強者を見る。
18話でその強者と戦う。
19話で「強さ比べ」を終え、本物の戦争へ向かう。
この三段階があるから、学園武術大会がただの大会イベントで終わらない。
世界一を決めることより、その力を世界の危機へどう使うのか。
物語がそこで次のステージへ移るんです。
「廃ゲーマー」の成長はメンバー数だけではない
13〜19話で成長しているのはアレンだけではありません。
キールが加わり、ソフィー、フォルマール、メルルも参加し、「廃ゲーマー」というパーティーそのものが拡張されています。
そしてダンジョンで分断やボス戦を経験し、学園武術大会では外部の強者と比較される。
その過程を経て19話から戦争へ突入します。
だから僕は、学園編を「ローゼンヘイム編までの準備回」とだけ呼ぶのは少し違うと思っています。
正確には、個人育成しか知らなかったアレンが、複数人の戦力を運用する方法を身につける章です。
自分だけレベルを上げればいいゲームから、パーティー全体のビルドを考えるゲームへ。
そして19話では、さらに町や戦線まで視界へ入ってくる。
攻略対象が広がるたび、アレンの「廃ゲーマー」という性質が別の形で役に立っていく。
そこが2nd Season前半の気持ちいいところです。
19話以降のローゼンヘイム戦はどうつながる?
19話は、ローゼンヘイム戦の本格的な入口です。
この記事では13〜19話を中心に扱うため、その先の展開は最低限にとどめます。
20話「ティアモ攻防戦」では、一晩で4万体以上の魔獣を撃退したアレンたちが、ティアモ以外の3つの町にも回復アイテムと召喚獣を配置していく展開が示されています。
ここで注目したいのは、数字の派手さ以上に戦い方の変化です。
学園武術大会では、一つの舞台に立った2人の強者が戦っていました。
ローゼンヘイムでは、複数の町、負傷者、回復手段、召喚獣の配置まで同時に扱う必要があります。
つまり19話を境に、アレンの強みである「攻略思考」が、一対一ではなく戦場全体の最適化へ使われ始めます。
この変化を知ってから13〜18話を見ると、ダンジョン攻略で仲間を育てていた時間まで違って見えるんですよね。
あの周回、全部あとで効いてくるやつだったのか、と。
まとめ|『ヘルモード』13〜19話は学園編から戦争編へつながる7話
『ヘルモード』13〜19話では、アレンたちが学園都市で仲間と戦力を整え、ローゼンヘイムを襲う魔王軍との戦争へ向かうまでが描かれます。
大きく整理すると、13〜15話はパーティー編成、16〜18話は実戦強化と勇者との対決、19話はローゼンヘイム戦への突入です。
13話では鑑定の儀を経て勇者ヘルミオスと出会い、14話では僧侶キールが加入。
15話では「廃ゲーマー」がB級ダンジョン攻略を本格化します。
16話「王太子からの誘い」では、ドゴラとセシルの転移という危機を乗り越えてダンジョン最下層へ進み、学園武術大会への流れが生まれます。
17話「精霊王の予言」では、ローゼンヘイム王女ソフィー、フォルマール、メルルが加入。
同時に、アレンが精霊王の予言と関係する存在であることが、18話へつながっていきます。
18話ではついにアレンとヘルミオスが対決。
大会上はアレンが降参したためヘルミオスの勝利となりますが、アレンは目的だった魔力回復リングを手に入れます。
そして19話では魔王軍が大陸間の協力関係を崩す目的で侵攻。
アレンたちはローゼンヘイムへ向かい、避難所の町ネストで救護と情報収集を行いながら、女王が最前線ティアモにいることを知ります。
この7話を一本につなげるキーワードは、「最強」より攻略です。
13話では強者を知り、18話では強者と戦い、19話では強さそのものを人々を守るために使う。
自分のレベルを上げるゲームから、仲間を育てるゲームへ。
そしてついには、戦場そのものを攻略するゲームへ。
『ヘルモード』13〜19話は、アレンのステータスが上がっただけの区間ではありません。
アレンが考える「攻略」の範囲が、自分から仲間へ、仲間から世界へ広がった区間なのだと思います。
よくある質問
『ヘルモード』16話のタイトルと内容は?
16話のタイトルは「王太子からの誘い」です。
ダンジョンの罠で転移したドゴラとセシルへアレンたちが合流し、最下層でA級ダンジョン初攻略を懸けたボス戦へ挑みます。その後、アレンとクレナは学園武術大会への参加を提案されます。
『ヘルモード』17話「精霊王の予言」とは何?
精霊王ローゼンはローゼンヘイムを守護する存在で、アレンが世界の救世主となることを予言していた人物として紹介されています。
17話ではソフィー、フォルマール、メルルが「廃ゲーマー」に加入し、この予言が18話のヘルミオスとアレンのやり取りへつながります。
『ヘルモード』18話のアレン対ヘルミオスはどちらが勝つ?
大会上の勝者は勇者ヘルミオスです。
ただしアレンが完全に戦闘不能になったわけではなく、目的だった魔力回復リングを受け取った後、自ら降参して試合を終えます。
『ヘルモード』19話でローゼンヘイムへ行くのはなぜ?
魔王軍が大陸間の協力関係を崩すために侵攻を開始したためです。
アレンたちは敵の目論見を阻止する要となるローゼンヘイムへ向かい、町ネストで救護と情報収集を行ったのち、ソフィーの母である女王が最前線ティアモにいることを知ります。
神原 誠一(アニメ評論家/『アニメ反射鏡』運営)


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