『ブラッククローバー』の旧テレビシリーズは全170話で、配信の最初の51話とは範囲が異なります。
現在の公式が「1st Season」と呼ぶのは、2017〜2021年に放送された旧テレビシリーズ全体です。バンダイチャンネルの第1〜51話はサービス内の掲載区分なので、公式シーズンの総話数と分けて考えましょう。
ブラッククローバー第1期は全何話?公式と配信で何が違う?
公式の「1st Season」に当たる旧テレビシリーズは全170話です。バンダイチャンネルの最初の掲載区分は第1〜51話であり、こちらは旧シリーズの一部分です。
スタジオぴえろ公式の作品紹介によると、旧テレビシリーズは2017年10月3日から2021年3月30日まで、テレビ東京系で放送されました。同ページには総話数が全170話と明記されています。
現在のアニメ公式特設ページ「Road to 2nd Season」も、2017年から続いてきた旧シリーズを「1st Season」として振り返っています。したがって、2026年の新作「2nd Season」と対になる第1期を調べているなら、答えは170話です。
一方、バンダイチャンネルでは『ブラッククローバー』という最初の作品ページが第1〜51話に当たります。その続きは『ブラッククローバー(2年目)』に分かれ、第52話「強い方が勝つ」から進みます。
検索で51話と170話が並ぶのは、数えている対象が違うからです。「公式の第1期を全部観たい」のか、「いま開いている配信ページに何話入っているか」を知りたいのかで、必要な数字が変わります。
ここは長編アニメを選ぶうえで大事なポイントです。51話のつもりで視聴を始め、そこで作品全体が完結すると考えていると、続きの長さに戸惑うことになります。
この記事では、総話数を170話と整理したうえで、最初の配信区分に当たる第1〜51話の内容と、その先へ進む際の目安を紹介します。戦いの決着や後半の重要な秘密には踏み込まず、初見で必要な情報に絞ります。
原作は田畠裕基の漫画で、旧テレビシリーズのアニメーション制作はstudioぴえろです。魔法を使えない少年アスタが、幼なじみのユノとともに魔道士の頂点「魔法帝」を目指す物語が、長い放送期間を通じて積み重ねられています。
なお、以下の解説は2026年10月3日に確認した公式作品紹介、各話あらすじ、配信ページを基にしています。映像本編を再視聴して確認した演出評ではなく、出来事のつながりから読む入門解説として、事実と僕の考察を分けてお伝えします。
最初の第1〜51話では何が起きる?章ごとの見どころは?
第1〜51話では、アスタとユノの出発、魔法騎士団への入団、魔宮の調査、王都の危機、海底神殿での任務が描かれます。第51話は、その経験を次の展開へつなぐ位置にあります。
公式特設ページ「Road to 2nd Season」の章分けに沿って整理すると、次のようになります。第51話は公式の「魔女の森編」の最初に含まれるため、配信ページの終わりと物語の章の終わりは一致しません。
話数 公式特設ページの章区分 主な出来事と注目点
第1〜10話 魔法騎士団入団編 アスタとユノの出発、入団試験、黒の暴牛での新生活と初任務
第11〜19話 魔宮攻略編 黒の暴牛と金色の夜明けが魔宮へ向かい、ダイヤモンド王国の魔道士と対峙
第20〜27話 「白夜の魔眼」王都襲来編 王都への招待から襲撃事件へ進み、戦闘と市民の保護が重なる
第28〜37話 「白夜の魔眼」邂逅編 ゴーシュに関わる子供たちの事件から、ヤミとリヒトの対峙へ発展
第38〜50話 海底神殿編 団長会議を経て魔石を求める任務へ進み、ノエルの成長と団員の連携を描く
第51話 魔女の森編の入口 任務報告と、ダイヤモンド王国によるキテンの町への侵攻
第1〜10話:夢が「所属先のある生活」に変わる
物語の入口は、クローバー王国の最果てにあるハージ村です。同じ教会で育ったアスタとユノは、15歳で魔導書を授与される節目を迎え、魔法騎士団の入団試験へ進みます。
魔法を使えないアスタは黒の暴牛へ、風魔法を扱うユノは金色の夜明けへ所属します。二人が同じ目標を持ちながら、異なる場所で経験を積み始めることが、長編全体の土台になります。
この段階では、アスタ、ユノ、黒の暴牛団長のヤミ・スケヒロ、同じ新入団員のノエル・シルヴァを押さえれば、主要な関係を追いやすくなります。大勢の団員や魔法の名前を、最初からすべて覚える必要はありません。
僕が入口として注目するのは、入団がゴールになっていないところです。夢を宣言する少年が、仲間と暮らし、任務を引き受ける立場へ変わることで、目標が日々の行動につながっていきます。
第11〜19話:魔宮でライバルと他国の勢力が交差する
魔宮の調査では、アスタたち黒の暴牛と、ユノたち金色の夜明けが同じ場所へ向かいます。そこへダイヤモンド王国の魔道士も現れ、探索は団同士の競争だけでは済まなくなります。
公式の第15話「ダイヤモンドの魔導戦士」では、アスタとノエルがユノ、クラウス、ミモザと遭遇します。先行するラックはロータス・フーモルトたちと戦い、続く第16話では金色の夜明けの前にマルスが現れます。
見どころは、団の評判や才能の違いが、目の前の危機への対応と重なることです。黒の暴牛と金色の夜明けを単純な優劣で比べるより、状況が変わったときに誰が動けるのかを追うと、人物の個性が見えてきます。
ユノが別の団へ入ったことも、この魔宮で意味を持ち始めます。同じ教会から出発した二人が、それぞれの仲間を伴って再び交わるため、ライバル関係が二人だけの勝負から広がっていくのです。
第20〜27話:王都で「守りながら戦う」仕事が見える
王都では、魔法騎士団員同士の立場の違いが表面化した後、「白夜の魔眼」による襲撃が起こります。招待されたアスタたちは、王国を守るための行動を求められます。
第21話「王都騒乱」では、アスタたちを見下す言葉をきっかけに争いが起こり、紅蓮の獅子王団の団長フエゴレオンが止めに入ります。その最中に届く襲撃の報せが、場の目的を大きく変えます。
続く第22話「魔法乱舞」でアスタが対峙するのは、屍霊魔法を使うラデスです。逃げ遅れた少女を守る必要があり、敵への攻撃だけに集中できる状況ではありません。
ここで、アスタの反魔法にも条件が見えてきます。魔法を打ち消す力があっても、守る相手の位置や周囲の危険を考えて動かなければならず、魔法騎士団の任務は強さ比べより複雑なのです。
第28〜37話:ゴーシュの事件からヤミとリヒトの対峙へ
この範囲では、鏡魔法を使う黒の暴牛団員ゴーシュ・アドレイと、妹マリーに関わる子供たちの事件が重要になります。子供たちを追うアスタとゴーシュの前に、白夜の魔眼のサリーが現れ、さらに頭首を名乗るリヒトとの対峙へ発展します。
テレビ東京の公式あらすじによると、第34話「光魔法VS闇魔法」では、応援に来たヤミがリヒトと戦います。第36〜37話には白夜の魔眼の「三魔眼」と他の魔法騎士団長も登場し、敵の脅威と団長たちの実力が見えてきます。
初見で注目したいのは、ゴーシュが誰を守ろうとする人物なのかと、アスタが自分よりはるかに強い魔道士を前に何を学ぶのかです。事件の決着を知らなくても、この二つを追えば章の感情の軸をつかめます。
特にヤミは、強力な助っ人として現れるだけではありません。相手の気配を読む「氣」の扱いをアスタに示すため、団長と新入団員の差が、そのまま学びの入口にもなっています。
第38〜50話:海底神殿でノエルと団員の働きがつながる
海底神殿編は、第38話の魔法騎士団団長会議から始まり、黒の暴牛が魔石を求める任務へ進みます。目的地は激しい海流に阻まれた場所で、戦いの前に「どうやって全員で到着するか」という課題があります。
第41話「水の娘成長物語」では、水魔法をうまく制御できないノエルが、カホノの助言とアスタの支えを受けて特訓します。第42話「海底神殿」の公式あらすじでは、ノエルの働きによって一行が海流を抜け、神殿へ到着したことが説明されています。
強敵ヴェットとの戦いでは、フィンラルの空間魔法とバネッサの糸魔法がアスタを支えます。第47話「唯一の武器」は、移動と動作の補助を組み合わせた三人の攻撃が見どころです。
ここは、ノエルを「魔力が強い王族」、フィンラルとバネッサを「にぎやかな先輩」と覚えていた段階から、一歩進める章だと思います。各人の能力が任務の具体的な条件を満たし、黒の暴牛という集団の働きが分かるようになります。

第51話で終わる?続きをどこから観ればよい?
第51話で旧テレビシリーズは終わりません。バンダイチャンネルの最初の51話を観終えたら、『ブラッククローバー(2年目)』の第52話へ進みます。
第51話「正しさの証明」では、アスタ、ヤミ、フィンラル、チャーミーが魔法帝ユリウスへの任務報告のため王都を訪れます。その一方で、ダイヤモンド王国の軍勢がキテンの町へ押し寄せる事態が起こります。
つまり、前の任務を振り返る時間と、新しい問題の始まりが同じ回に置かれています。ここを「物語全体の最終回」と受け取ると、途中で話が開いたまま終わったように感じるでしょう。
第52話の配信ページは通算話数で「ページ52」と表示されます。掲載区分が切り替わっても、物語を最初からやり直す必要はなく、話数順に続きを追えば大丈夫です。
視聴をいったん休むなら、僕は配信ページの末尾だけでなく、章の終わりも目安にすると考えます。公式の章分けでは海底神殿編が第50話までなので、第50話を一区切りにし、第51話から次のまとまりとして観る方法もあります。
これは第51話を飛ばすという意味ではありません。次の章の入口を観てから長く間を空けるより、新しい出来事を続けて追える日に第51話を始める、という視聴計画です。
長編では「何話まで観たか」に加え、「いまどの任務を追っているか」を覚えておくと再開しやすくなります。魔宮、王都、海底神殿という場所と目的が記憶の目印になるので、毎回すべての人物関係を思い出そうとしなくても、物語へ戻りやすいでしょう。
2026年の「2nd Season」は配信の「2年目」と同じ?
同じではありません。「2年目」は旧シリーズの配信上の区分であり、「2nd Season」は2026年に始まる新しいテレビシリーズの名称です。
アニメ公式の案内によると、「2nd Season」は2026年10月3日から、テレ東系列ほかで毎週土曜23時に放送開始とされています。旧シリーズを第52話から観ることと、この新作を観ることは、別の視聴段階です。
新作の公式紹介には、旧シリーズ後半の状況に関わる情報も含まれます。初見で発見を残したいなら、放送日時を調べる段階では、詳しい人物紹介やあらすじまで読み進めないほうが楽しみを保ちやすいでしょう。
僕は、新作の開始日を旧シリーズの消化期限にする必要はないと考えます。最初の任務で何が難しかったかを覚えているからこそ、後に人物ができるようになったことの重みを受け取れる作品だからです。
全170話を観るには何時間?映画は続編として必須?
各話を24分と仮定すると、最初の51話は約20時間24分、旧テレビシリーズ全170話は約68時間です。映画は原作にない物語を描く関連作品で、テレビシリーズの次の話数として数えるものではありません。
バンダイチャンネルの第51話の個別ページは24分と表示されています。ただし、ここでの時間は全エピソードの実測合計ではなく、各話を同じ長さと仮定した視聴計画用の概算です。
計算は、51話が24分×51=1,224分、170話が24分×170=4,080分となります。オープニングやエンディングを含む配信版を、そのまま再生する場合の目安として考えてください。
一日2話なら、51話には約26日、170話には85日かかります。一回約48分を確保する計画なので、週に何日観られるかまで考えると、自分の生活に合うペースが見えてきます。
毎日観ることにこだわる必要もありません。週末にまとまった時間を取る人なら章単位で、平日に少しずつ観る人なら通算話数を目印に、続きを管理するほうが続けやすいと思います。
スタジオぴえろの公式作品紹介には「各話30分」とありますが、配信ページの24分とは時間の表記が異なります。実際の視聴時間を見積もる際は、利用する配信版の再生時間を基準にするのが実用的です。
映画『魔法帝の剣』はテレビ第170話の続き?
映画『ブラッククローバー 魔法帝の剣』は、原作で描かれなかった魔法帝の物語を映画化した作品です。テレビ第170話の次のエピソードとして扱うより、共通する人物や世界を使った映画独自の物語として整理すると分かりやすくなります。
映画公式によると、原作者の田畠裕基が原作・総監修・キャラクター原案を担当しています。アスタの前に先代魔法帝コンラートと三人の歴代魔法帝が現れることが、物語の中心です。
そのため、映画を観ればテレビシリーズの残りを補える、という関係ではありません。最初の51話の後に映画へ移っても、第52〜170話の出来事を理解したことにはならないのです。
人物関係を順に知りたい初見の読者には、まずテレビアニメを話数順に進める方法を勧めます。映画を後で楽しむ順番なら、登場人物の能力や関係の変化を先に知ってしまう可能性も抑えられます。
ただし、これは初見での理解を優先した僕の視聴順の提案です。映画を観るために旧シリーズ全170話の完走が公式に必須とされている、という意味ではありません。
考察:長い第1期をどう楽しむ?51話までで見える価値は?
僕は、最初の51話を「主人公がどれだけ強くなったか」だけで測ると、この作品の長さを持て余しやすいと考えます。むしろ、最初は問題に見えた性格や能力が、どんな場面で役立つようになるかを追うと、積み重ねの意味が見えてきます。
その読みを深める手がかりが、第48話「絶望VS希望」の公式あらすじです。そこではアスタの攻撃だけでなく、支援するフィンラルとバネッサが、かつて諦めていた自分を思い出すことも説明されています。
第47話で確認できるのは三人の能力の組み合わせですが、第48話では、それを続ける二人の気持ちにも焦点が移ります。ここから僕が読むのは、仲間の支援が主人公の成功のための便利な仕組みだけではなく、支援する本人の再出発にもなっている、という構造です。
誰かを前へ進ませる行動が、自分も前へ進むきっかけになる。黒の暴牛の熱さは、この双方向の関係にあるのではないでしょうか。
アスタが諦めないから、周囲がただ感動して応援するという一方向の関係では、仲間の物語は薄くなります。しかし公式あらすじからは、フィンラルとバネッサにも過去と葛藤があり、現在の戦いに参加する理由が置かれていると読めます。
この点は、長い第1期を観る理由にもつながります。人物を知る時間があることで、戦場に誰かが加わる出来事を、単なる戦力の増加以上のものとして受け取れるからです。
一方、同じ熱さがすべての読者に同じ速度で届くとは限りません。短い話数で展開が進む作品を好む人には、日常のやり取りや人物紹介に時間を使う長編の進行が、ゆっくり感じられる可能性があります。
バンダイチャンネルに掲載された5件の感想にも、王道の少年漫画らしさや人物同士の関係を楽しむ声がある一方、設定の既視感や振り返りの多さを気にする意見がありました。2018〜2020年の限られた投稿なので、現在の視聴者全体の評価を示すものではありません。
僕は、こうした感想を人気の採点表として使うより、相性を確かめる軸として読むほうが役立つと考えます。新しい設定との出会いを最優先にするのか、明快な目標に向かう人物たちの積み重ねを楽しみたいのかで、受け取り方は変わるでしょう。
初めて観るなら、第1〜10話の入団編で、アスタの勢いと黒の暴牛のやり取りが自分に合うかを確かめる方法があります。そこで続きが気になれば、魔宮攻略編まで進み、ユノとの関係が実戦でどう変わるかを見てみてください。
「何話まで観れば必ず面白くなる」と線を引くことはできません。それでも、章ごとの目的を知っていれば、ただ170という数字に圧倒されるより、自分が次に何を楽しむのかを選びやすくなります。
また、ここで述べたのは公式あらすじから導く物語構造の考察です。第42話や第47〜48話のカメラの動き、編集のテンポ、視線誘導まで本編で確認した評価ではないため、具体的な映像演出の優劣は断定しません。
長編を観る入口として大切なのは、全話を一気に理解しようとしないことだと思います。最初はアスタとユノの出発を追い、その後に「この団員がいてよかった」と感じる場面を一つずつ増やしていけばいいのです。

『ブラッククローバー』の第1期を現在の公式「1st Season」として調べるなら、旧テレビシリーズ全170話が答えです。バンダイチャンネルの最初の51話は、その途中にある掲載区分で、第52話から先にも物語は続きます。
視聴計画は各話24分として約68時間を目安にし、入団、魔宮、王都、海底神殿という章ごとに進めると整理しやすくなります。配信範囲や見放題の対象は変わる場合があるため、利用時点の最新情報は各サービスの公式案内で確認してください。
僕にとって序盤の魅力は、アスタが前へ進むほど、周囲の人物にも前へ進む理由が生まれていくところです。話数の多さを義務にせず、誰の働きが誰の一歩を支えたのかを追うと、この長い冒険が少しずつ自分の好きな物語になっていくと思います。
よくある質問
ブラッククローバー第1期は51話ですか、170話ですか?
現在の公式が「1st Season」と呼ぶ旧テレビシリーズは全170話です。51話は、バンダイチャンネルの最初の作品ページに当たる配信区分です。
最初の51話を観終えたら、次は何話ですか?
第52話「強い方が勝つ」です。バンダイチャンネルでは『ブラッククローバー(2年目)』に進み、通算話数を確認してください。
映画を観ないとテレビシリーズの続きを理解できませんか?
映画は原作にない魔法帝の物語を描く関連作品です。旧テレビシリーズの続きを追う基本の順番は第1〜170話で、映画を第170話の次のエピソードとして数える必要はありません。
神原 誠一|アニメ評論家/ブロガー/エモ設計師



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