『傷だらけ聖女より報復をこめて』第1期は全12話で、ルーアの裏切られた献身から、家族の悲劇をめぐる次の計画へ続きます。
2025年7月から9月に放送された第1期では、聖女候補ルーアが第二王子スウェンと共闘し、自分を利用してきた相手への報復に踏み出します。この記事では、話数と放送情報、人物関係、最終回の到達点を整理します。
『傷だらけ聖女より報復をこめて』第1期は全何話?放送情報を整理
第1期は、第1話「傷だらけ聖女」から第12話「次の計画」までの全12話です。 放送時期は2025年7月から9月で、最終話は物語全体の完結ではなく、次の展開につながる区切りになっています。
第1期の基本情報は、次のとおりです。
項目 内容
作品名 傷だらけ聖女より報復をこめて
第1期の話数 全12話
放送時期 2025年7月〜9月
tvk初回放送 2025年7月9日(水)24時30分
CBCテレビ初回放送 2025年7月12日(土)26時43分
原案 編乃肌
原作制作 SORAJIMA
監督 千佐希
アニメーション制作 Imagica Infos/Imageworks Studio
音響監督 今泉雄一
音楽 onoken
アニメイトタイムズの作品情報では、放送期間が2025年7月9日から9月24日までと整理されています。テレビ局の深夜表記では、7月9日24時30分は暦の上では7月10日午前0時30分です。
CBCテレビの土曜26時43分も、実際には日曜午前2時43分を意味します。日付の異なる放送情報を見かけたときは、曜日と時刻を合わせて確認すると混乱を避けられます。
原作は、編乃肌とSORAJIMAによる縦読み漫画のWebtoon作品です。アニメは、その作品世界を映像と音声で届けるライトアニメとして展開されています。
筆者としては、本作の入口で押さえたいのは、形式名よりも「治すほど自分が傷つく主人公」という設定です。ルーアの能力を理解すると、なぜ裏切りがそこまで深い傷になるのかが見えてきます。
なお、本稿は提示された記事内の公式サイト・配信ページの記載をもとに整理しています。改稿時は外部検索を利用できなかったため、中盤の事件の詳細、最終回の新事実の内訳、現在の配信条件について、独立した再照合は行えていません。
第1期はどんな話?ルーア・アリアン・スウェンの関係とは
物語の発端は、ルーアが命懸けで人を救ったにもかかわらず、親友アリアンにその功績を奪われることです。 失恋だけでなく、自分の働きと信頼の両方を踏みにじられたことが、報復の出発点になります。
ここから先は、第1話の発端と第1期終盤の展開に触れます。結末を知らずに視聴したい方は、最終回を扱う次の見出しにご注意ください。
ルーアの治癒能力には、自分が苦痛を引き受ける代償がある
主人公ルーア・レストアットは、他人の傷や症状を癒やせる聖女候補です。ただし、その力は相手の苦痛を自分へ移すもので、救うたびにルーア自身が代償を負います。
周囲から「欠陥聖女」と呼ばれてきたのも、この能力の性質に関係しています。人を救っているのに、そのために苦しむ姿まで否定的に受け取られてしまうのです。
筆者がこの設定で重要だと考えるのは、治癒の成果と、治療する人の負担が別々に扱われていることです。助かった人だけを見れば奇跡でも、ルーアの側には痛みが残ります。
この非対称な関係があるからこそ、功績の横取りは単なる手柄争いには見えません。彼女が引き受けた苦痛まで、なかったことにされる出来事として響きます。
ガロットを救ったのはルーア、救ったと信じられたのはアリアン
第1話では、ルーアが想いを寄せるガロットを救います。しかし、その功績はアリアンのものとして扱われ、アリアンとガロットの婚約がルーアに突きつけられます。
アリアンは、ルーアが親友として信頼していた相手です。そのため、ルーアの絶望には、恋心が届かなかった悲しみだけでなく、頼りにしていた関係が崩れる痛みも重なっています。
ここで人物関係を理解する鍵は、「実際に何が起きたか」と「登場人物が何を信じているか」を分けることです。ガロットは、アリアンに騙され、自分を救った人物を正しく認識していない立場にあります。
ルーアの傷は深い一方で、ガロットがすべてを知りながら裏切ったと決めつけると、関係の構造を取り違えます。真相を隠す人物と、誤った説明を信じる人物では、物語上の役割が違うからです。
筆者には、この「救った本人だけが報われない」という配置が、本作の怒りを生む仕組みに見えます。読者は真相を知っているのに、作中の評価は逆向きに進む――そこが、しんどい。
スウェンとの共闘で、痛みを引き受ける側から行動する側へ
絶望したルーアに共闘を持ちかけるのが、第二王子スウェン・ジード=クロウンです。彼との出会いを経て、ルーアは隠していた、他人へ痛みを与える力を報復に使う道へ進みます。
治癒も報復も、ルーアにとっては痛みに関わる能力です。ただし、他人のために負担を引き受け続けることと、自分の目的に沿って力を使うことでは、行動の意味が変わります。
筆者は、この転換を「優しい少女が怖くなった」という一言では片づけたくありません。大切なのは、ルーアが誰と手を組み、何のために動くかを選び始める点だからです。
もちろん、スウェンとの関係も、共闘した瞬間にすべてが解決するものではありません。それぞれの事情を抱えた二人が、相手を知りながら関係を築いていくことが、報復と恋愛をつなぐ軸になります。

全12話でどこまで進む?各話タイトルと最終回の結末
第1期は、アリアンによる裏切りを起点に、社交界や王族をめぐる問題へ広がり、終盤ではルーアの家族の悲劇に関する情報へ到達します。 最終回では薔薇姫の推薦を受ける展開があり、ルーアの次の行動へつながります。
FODのエピソード一覧で紹介されている全12話のタイトルは、次のとおりです。
話数 タイトル
第1話 傷だらけ聖女
第2話 神殿の闇
第3話 怪しい人影
第4話 女たらし子爵
第5話 舞踏会へ
第6話 デドモンドの悪業
第7話 過去の出会い
第8話 命か金か
第9話 決着
第10話 国王陛下からの呼び出し
第11話 ルーアの望み
第12話 次の計画
序盤から中盤では、神殿の外へ物語の範囲が広がる
序盤の中心は、ルーアの能力、アリアンの裏切り、スウェンとの共闘です。まず、この三点が、その後のルーアの選択を理解する土台になります。
中盤では、子爵や舞踏会といった社交界に関わる要素が登場します。人物紹介に登場するロズ・デドモンドは、社交界で悪評のある子爵で、第6話にはその名を含む題名が付けられています。
第7話「過去の出会い」、第8話「命か金か」を経て、第9話は「決着」です。ただし、この題名は第1期全体の完結を意味せず、その後に国王からの呼び出しやルーアの望みを扱う話が続きます。
ここで読み取れる構成上の特徴は、対立の区切りを置いたあとに、主人公の次の目的を提示していることです。筆者としては、第9話だけを終着点にせず、第10〜12話を含めて第1期の着地を見る必要があると考えます。
一方、デドモンドをめぐる事件の実行手順、証拠、処分の具体的内容は、題名だけでは説明できません。事件の顛末を想像で補うより、確認できる物語の区切りと、人物関係を押さえることが大切です。
第12話「次の計画」で示されるのは、家族の悲劇と次の進路
第1期最終話を振り返るSeason2公式サイトの出演者コメントでは、レストアット家の悲劇に関する新たな事実と、ルーアが薔薇姫の推薦を受ける展開が挙げられています。
つまり、第1期の結末は、目の前の裏切りへの怒りだけで終わりません。ルーアの家族に関わる過去が、彼女の次の目的として前面に出てきます。
ここで区別したいのは、「家族の悲劇に関する情報を得ること」と「事件の真相がすべて解明されること」です。第1期は、後者まで完了した結末としては整理できません。
薔薇姫の推薦も、物語を閉じる出来事ではなく、ルーアが次の行動へ進むための展開として位置づけられます。第12話の題名が「次の計画」であることは、この終わり方と重なっています。
ただし、推薦者の具体名や推薦の制度上の意味、家族の悲劇について判明した事実の内訳は、提示資料だけでは特定できません。そのため、「誰が黒幕と確定した」「特定の地位への就任が決まった」といった結論は置けません。
最終回の到達点は、報復も謎もすべて片づいた状態ではなく、新たな情報と機会を得て、先へ進む状態です。 続きが気になる読者にとっては、ルーアが次に何を知り、どう動くかが関心の中心になります。
最終回で残るのは、過去の真相とルーアの選択
最終話を受けて残る大きな問題は、レストアット家の悲劇の全容です。家族に何が起きたのかという過去の問題は、ルーアが現在の人間関係をどう捉えるかにも関わります。
ルイズについても、ルーアの家族の死に関して何を知っているのかが関心になります。ただし、「何かを知る可能性がある人物」と「事件への関与が確定した人物」は同じではありません。
筆者としては、こうした段階の違いを意識することが、結末を正確に理解する助けになると考えます。謎が提示された場面で答えまで先回りすると、ルーアと一緒に知っていく物語の感触が薄れてしまうからです。
第1期の声優は誰?主要キャストと主題歌を紹介
ルーア役は瀬戸麻沙美、スウェン役は斉藤壮馬、アリアン役は麻倉もも、ガロット役は浦和希です。 この四人の関係を押さえると、第1話の出来事と共闘の出発点を整理しやすくなります。
登場人物 声優 人物関係・立場
ルーア・レストアット 瀬戸麻沙美 他人の苦痛を引き受けて治癒する聖女候補
スウェン・ジード=クロウン 斉藤壮馬 ルーアと共闘する第二王子
アリアン・トレビアーズ 麻倉もも ルーアの親友として接しながら彼女を利用する人物
ガロット・バンス 浦和希 ルーアが想いを寄せる騎士団長
シジー・ルビン 興津和幸 スウェンの側近
サリッド・ジード=クロウン 前野智昭 スウェンの兄である第一王子
ディアナ・ペリドット 津田美波 サリッドの婚約者
ルイズ・リストン 土田玲央 ディアナ付きの使用人
ロズ・デドモンド 鳥海浩輔 社交界で悪評のある子爵
公式の人物紹介では、スウェンは冷静に物事を処理する一方、ルーアが関わると感情が強く表れる一面を持つ人物として説明されています。共闘相手としての判断と、彼女への個人的な思いを併せ持つ点が特徴です。
ガロットは、正義感のある騎士団長でありながら、アリアンに騙されている人物です。この組み合わせによって、本作は「悪意を持つ人だけが他人を傷つける」という単純な構図から一歩広がっています。
筆者には、善良であろうとする人物でも、誤った情報を信じれば誰かの孤立を深めてしまう点が印象的です。だからこそ、人物の好悪と、真相を把握しているかどうかは分けて見る必要があります。
周辺人物は、関係ごとに覚えると整理しやすくなります。スウェンの側にシジー、第一王子サリッドの周辺にディアナとルイズがいる、と捉えると王族をめぐる関係がつながります。
第1期の主題歌は「DiZZY」と「アビス」
オープニング主題歌は、鷲尾伶菜の「DiZZY」です。エンディング主題歌は、のんぴーの「アビス」が担当しています。
音楽はonoken、音響監督は今泉雄一です。楽曲やスタッフを調べる際は、第1期とSeason2の情報を区別すると、目当ての曲や担当者へたどり着きやすくなります。
声の演技や音楽の効果は、本編の具体的な場面と合わせて評価したいところです。名前や曲名だけから「この場面では必ずこう感じる」と決めず、ルーアの変化を実際に受け止める余地を残しておきたいと筆者は考えます。
第1期はどこで見られる?配信先と視聴順
第1期の公式配信案内には、dアニメストア、アニメタイムズ、ABEMA、DMM TV、FOD、Hulu、Prime Video、U-NEXTなどが掲載されています。 ただし、2026年10月31日現在の全話提供・見放題条件を確認済みとする案内ではありません。
第1期放送当初の案内では、dアニメストアとアニメタイムズが2025年7月9日25時から先行配信する予定でした。そのほかの多くのサービスは、7月13日から順次配信とされていました。
公式の配信先には、Lemino、バンダイチャンネルなども含まれています。これらは作品を探す候補ですが、過去の配信開始案内から、現在の提供条件までは判断できません。
視聴前に作品ページで確認したいのは、次の三点です。
- 第1期の第1話から第12話までが掲載されているか。
- 見放題の対象か、各話のレンタル・購入が必要か。
- 公開期限やレンタル後の視聴期限が設定されているか。
TVerのような見逃し配信は、公開期間にも注意が必要です。過去に配信先として案内されていても、現在の全話無料視聴を意味するわけではありません。
配信の有無や料金、対象プランは変動します。最新の提供条件は、利用するサービスの公式作品ページで確認してください。
視聴順は第1期の第1話から第12話、その後にSeason2
初めて見る場合は、第1期を話数順に視聴し、その後にSeason2へ進むのが基本です。ルーアの能力の代償、アリアンの裏切り、スウェンと組む理由が、続く物語の土台になります。
また、第1期公式サイトには、サンテレビで2026年1月9日から毎週金曜25時に放送する案内もあります。2026年の放送情報を見つけた場合も、年だけで続編と判断せず、Season2の表記と話数を確認すると確実です。
筆者としては、最終回だけを先に知るより、第1話でルーアが何を奪われたかを踏まえて見ることを勧めます。同じ「次へ進む」という結末でも、その出発点を知ると重みが変わるからです。
考察:第1話と最終回をつなぐ、ルーアの「知る立場」の変化
筆者が第1期の構成で注目するのは、ルーアの目的が、身近な裏切りへの報復から、自分の過去を知る問題へ広がっていくことです。第1話の功績の横取りと、最終回の家族の悲劇に関する情報を並べると、その変化が見えます。
第1話でルーアは、ガロットを救うために行動します。しかし、その結果が誰の功績として語られるかを、自分では守れない状態に置かれています。
一方、スウェンとの共闘では、隠していた力を報復へ使う道を選びます。そして終盤には、家族の悲劇に関する情報が、次の行動を考える材料として加わります。
この流れから筆者が感じるのは、ルーアの変化を支えているのが能力の強さだけではないということです。自分について他人が語る説明を受け入れる立場から、自分で確かめ、判断する立場へ進もうとしているように読めます。
本作の対立には、痛みと情報の二つの偏りがある
ルーアと周囲の関係には、まず痛みの偏りがあります。治療によって利益を得る人と、そのために苦痛を引き受けるルーアが分かれているからです。
さらに、第1話の裏切りには情報の偏りがあります。実際にガロットを救った人物と、救ったと信じられている人物が一致していません。
筆者は、この二つを重ねて見ると、アリアンによる功績の横取りが持つ残酷さを、より具体的に説明できると考えます。ルーアは苦しみを引き受けたうえで、その苦しみの意味まで他人に書き換えられているのです。
だから、報復を単に「同じ痛みを返すこと」とだけ捉えると、本作の一部しか見えません。誰が何をしたのかを取り戻すことも、ルーアの物語を読むうえで重要な軸になります。
この見方をすると、家族の悲劇に関する情報が終盤で重くなる理由もつながります。現在の功績だけでなく、自分の過去についても、他人の説明だけでは済ませられなくなるからです。
スウェンとの関係は、救済と対等さを分けて見ると面白い
スウェンは、絶望したルーアに別の道を提示する人物です。しかし筆者としては、彼を「傷ついた主人公を救う王子」という役割だけで読むのは、少しもったいないと感じます。
二人の関係には、共闘という具体的な目的があります。ルーアも自分の能力と望みを持って関わるため、一方的に保護されるだけの関係では捉えきれません。
今後を考える際に注目したいのは、スウェンが何をしてくれるかに加え、ルーアが何を望み、何を選ぶかです。支えられることと、自分で決めることが両立するとき、恋愛も主人公の成長と深く結びつくと考えます。
第1話では、ルーアの献身が他人の婚約へつながってしまいました。それに対して、これからの関係では、彼女自身の意思がどのように扱われるのか――そこに、感情の行き先があります。

『傷だらけ聖女より報復をこめて』第1期は、全12話を通じて、裏切られたルーアがスウェンと共闘し、家族の悲劇にも関わる次の目的へ進む物語です。最終回はすべての解決ではなく、新たな情報と機会を得た地点にあります。
筆者には、その区切りが「報復できる力を得た少女」の先を示しているように感じられます。自分の痛みを、自分の人生を、誰の説明に預けるのか――ルーアがその答えを選び始めることに、第1期の芯があるのではないでしょうか。
よくある質問
『傷だらけ聖女より報復をこめて』第1期は全何話ですか?
全12話です。第1話は「傷だらけ聖女」、第12話は「次の計画」で、2025年7月から9月に放送されました。
第1期の最終回で物語は完結しますか?
物語全体は完結しません。家族の悲劇に関する新たな情報と薔薇姫の推薦を受ける展開があり、次の計画へつながります。
ルーアとスウェンの声優は誰ですか?
ルーア・レストアット役は瀬戸麻沙美、スウェン・ジード=クロウン役は斉藤壮馬です。アリアン役を麻倉もも、ガロット役を浦和希が担当しています。
本稿の参照対象は、提示記事に記載された第1期公式サイトの放送・配信案内、人物紹介、スタッフ・主題歌情報、FODのエピソード一覧と第1話あらすじ、アニメイトタイムズの作品情報、Season2公式サイトの出演者コメントです。2026年10月31日の改稿では各ページの再閲覧に至っておらず、同日確認済みの情報としては扱っていません。
神原 誠一|アニメ反射鏡


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