『クレバテス』登場人物まとめ|主要キャラクターと関係性を整理

アリシアとクレバテス、クレン、ルナを中心に第1期と第2期の主要登場人物がつながる関係図風のイメージ アニメ
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『クレバテス』の登場人物は、アリシア、クレバテス/クレン、ルナの3人を軸に、勇者・魔獣王・人属の関係を見ると整理しやすいです。

第2期『クレバテスⅡ-魔獣の王と偽りの勇者伝承-』では神学校ソルセインの生徒や北の魔獣王ヴォーデインらも加わり、「誰が勇者なのか」だけでなく「勇者という仕組みを誰が動かしているのか」まで人物関係が広がっています。2026年9月2日0時25分時点では第8幕まで放送済みで、第9幕のあらすじは公式サイトで先行公開済みです。

  1. 『クレバテス』の主要登場人物は誰?まず一覧で整理
  2. アリシア・クレバテス・ルナはどんな人物?物語の中心を解説
    1. アリシア|魔獣王の魔血で生きる「屍の勇者」
    2. クレバテス|人属を観察する圧倒的な魔獣王
    3. クレン|クレバテスが「人属個人」を見るための姿
    4. ルナ|戦わないのに世界の判断基準になる赤子
  3. ネルル・トアラ・シロは何者?ルナを囲む人物関係
    1. ネル/ネルル|ルナの乳母として一行を支える
    2. トアラ|ルナの母として第1期と第2期をつなぐ
    3. シロ|クレバテスの未来を変えた少年
  4. ドレル・ナイエ・ロッド・メイナードはどんな人物?
    1. ドレル|アリシアの過去と国家戦争をつなぐ将軍
    2. ナイエ|敵対側から一行との関係が続く魔道士
    3. ロッド|人属側でアリシアと共闘する師団長
    4. メイナード|人間社会の危険さを象徴する魔道士
  5. 第2期『クレバテスⅡ』の新キャラクターは?魔獣王とソルセイン勢を整理
    1. ヴォーデイン|勇者伝承の復活を狙う北の魔獣王
    2. ローメイン|神学校ソルセイン学長
    3. ザフティエ・ラスウェル|クレバテス以外の魔獣王
    4. レイ・メリーメリー・アンドリュー|学年トップ3
    5. ティゲル・リオン・エディソンら|学校の裏側へ踏み込む生徒たち
  6. 『クレバテス』の人物関係はどう整理すると分かりやすい?
    1. 名前と役割が変わるキャラクターが多い理由
  7. 第2期の人物関係から何が見えてくる?今後の注目ポイント
  8. まとめ|『クレバテス』登場人物は3人と3つの軸で整理すると分かりやすい
  9. よくある質問
    1. 『クレバテス』の主人公は誰ですか?
    2. クレンとクレバテスは同一人物ですか?
    3. 『クレバテスⅡ』で重要になる新キャラクターは誰ですか?
    4. 第2期は2026年9月2日時点で何話まで進んでいますか?

『クレバテス』の主要登場人物は誰?まず一覧で整理

『クレバテス-魔獣の王と赤子と屍の勇者-』を理解するなら、最初に覚えたいのはアリシア、クレバテス/クレン、ルナ、ネルルです。

第1期ではトアラ、シロ、ドレル、ナイエ、ロッド、メイナードらが物語を広げ、第2期ではヴォーデイン、ザフティエ、ラスウェル、ローメイン、レイ、メリーメリー、アンドリューらが前面に出ています。第2期公式サイトでは、これらの人物と担当声優が主要キャストとして掲載されています。

人物 立場・特徴 主な関係
アリシア クレバテス討伐に挑んだ勇者 クレバテスの魔血で生きる
クレバテス 強大な魔獣王 ルナを育て、人属を観察する
クレン クレバテスの人属形態 アリシアと行動し、ルナを育てる
ルナ ハイデン王家につながる赤子 クレバテスの価値観を変える
ネル/ネルル ルナの乳母 一行の生活面を支える
トアラ ルナの母 第1期終盤でルナと再会
シロ ルナを守った少年 クレバテスの判断を変える
ドレル ボーレート軍の将軍 アリシアと深い因縁を持つ
ナイエ ボーレートの魔道士 敵対から一行との関係が続く
ロッド エスリン軍の師団長 アリシアと共闘する
メイナード 虫を操る魔道士 ルナたちを追い詰める
ヴォーデイン 北の魔獣王 勇者伝承の復活を目指す
ザフティエ 魔獣王 第2期で世界の広さを示す存在
ラスウェル 魔獣王 クレバテス以外の魔獣王の一角
ローメイン 神学校ソルセイン学長 ヴォーデインと勇者伝承に関与
レイ ソルセインの生徒 魔術実習で学年上位の実力を示す
メリーメリー ソルセインの生徒 レイらと学年トップ3を形成
アンドリュー ソルセインの生徒 学年トップ3の一人

最大のポイントは、この作品が最初から「勇者=善、魔獣王=悪」という並べ方を壊していることです。

勇者が魔獣王の力で生き、魔獣王が人間の赤子を育てる。

このねじれた配置を押さえるだけで、人物が増えてもかなり迷いにくくなります。


アリシア・クレバテス・ルナはどんな人物?物語の中心を解説

アリシア|魔獣王の魔血で生きる「屍の勇者」

アリシアは、クレバテス討伐へ向かった勇者の一人です。担当声優は白石晴香さんで、公式サイトでも主要キャストの筆頭として掲載されています。

討伐戦で圧倒的な力を持つクレバテスに敗れたアリシアは、普通ならそこで物語から退場するはずでした。

しかし第1期第3幕では、クレバテスの魔血によって不死となっていたことが明確に描かれています。吊り橋から落下しても生き延び、以後は自分を倒した魔獣王と共に旅をするという、勇者ものとしてはかなりひねくれた立場に置かれました。

この設定が面白いのは、「不死だから無敵」という単純な強化ではないところです。

アリシアは勇者になることを目指してきたのに、その勇者が討つべき相手の力なしでは今の自分を維持できない。

つまり彼女は、肉体だけでなく勇者という自己認識まで一度壊された人物なんですよね。

第1期後半ではドレルとの因縁も前面に出て、人属同士の戦争とアリシア個人の過去が重なります。

私はアリシアを、「選ばれたから勇者なのではなく、選ばれたという看板が壊れた後に勇者になっていく人物」だと見ています。

肩書きが剥がれてから本番。

この構造、かなり『クレバテス』らしいです。

クレバテス|人属を観察する圧倒的な魔獣王

クレバテスは、本作のタイトルにも名を冠する魔獣王です。声優は中村悠一さん。人属の姿で活動するクレンは田村睦心さんが担当しており、同じ存在でありながら声優も分けられています。

物語の始まりでは、勇者たちから討伐対象とされた側です。

ところが勇者たちを圧倒した後、クレバテスは単なる「最後に倒す魔王」の位置にとどまりません。

人属という種族そのものに価値があるのか。

その問いを確かめるため、赤子ルナを育てながら人属社会へ入り込んでいきます。

ここが本作最大の仕掛けでしょう。

普通のファンタジーなら、魔王を理解するため勇者が魔王城へ近づきます。

『クレバテス』では逆に、魔獣王が人間を理解するため人間社会へ降りてくる

視点がまるごと裏返っています。

クレン|クレバテスが「人属個人」を見るための姿

クレンはクレバテスが人属社会で行動するときの姿です。

同一人物ではありますが、物語上の機能はかなり違います。

巨大な魔獣王として君臨しているだけなら、クレバテスから見た人間はどうしても「人属」という大きな集団になります。

しかしクレンとして旅をすれば、アリシア、ネルル、ナイエ、ロッドといった名前を持つ一人ひとりの人間と関係を結ばなければなりません。

第2期第1幕では、ルナと母トアラが再会した後、クレンは希望通りルナ専属の魔術教師に任命されました。

ただしルナの教育開始は3歳から。それまで約2年間、クレンはアリシアとともに神学校ソルセインへ通うことになります。

魔獣王が、まさかの学校生活。

字面だけ見ると温度差がすごい。

でもこれはギャグ的な状況変化だけではなく、クレバテスが「人類」を観察する段階から「人間社会の制度の中で暮らす」段階へ入ったことを意味します。

ルナ|戦わないのに世界の判断基準になる赤子

ルナはクレバテスに保護された赤子で、声優は会沢紗弥さんです。

剣を振るうわけでも、魔獣王と正面から戦うわけでもありません。

それでもルナは物語の最重要人物の一人です。

なぜならクレバテスが人属を見限るか、それとも成長を見届けるかという判断そのものに、ルナが関わっているからです。

第1期最終話では、自分を置いて去ろうとするクレンを見てルナが泣き、震えながら自分の足で歩こうとする姿が描かれました。

この場面が刺さるのは、「赤ちゃんが歩いた」という成長イベントだけではありません。

クレバテスにとってルナが、すでに実験対象でも観察材料でもなく、自分の感情を揺らす特定の一人になっていることが見えるからです。

世界を滅ぼすか否かという超巨大スケールの話が、「この子を置いて帰れるのか」という距離まで一気に縮まる。

この演出、感情にドリフトかけてきます。


ネルル・トアラ・シロは何者?ルナを囲む人物関係

※画像はAIによるイメージ

ネル/ネルル|ルナの乳母として一行を支える

ネルルは、山賊の拠点で暮らしていた「ネル」が一行との出会いを経てルナの乳母となった人物です。声優は悠木碧さんです。

第1期第2幕では、山賊に囚われた一行のうちルナを連れていたクレンが、拠点でネルと出会います。この段階では公式あらすじでも「ネル」と表記されています。

その後はルナを守る側となり、第7幕ではルナに薬を飲ませようとするナイエに対し、ネルルが怪力で鉄製ベッドを押し返して抵抗する場面も描かれました。

ネルルは、ただの育児担当ではありません。

アリシアとクレバテスという規格外の二人だけでは薄くなりがちな「普通に誰かを心配する感覚」を、一行の中に持ち込む存在です。

世界の命運を左右するルナだって、生活の中では一人の赤子。

この神話級の物語と生活感の接着剤になっているのがネルルでしょう。

トアラ|ルナの母として第1期と第2期をつなぐ

トアラはハイデン王家の人物であり、ルナの母です。

第1期ではボーレート軍による侵攻の中、王家の立場で戦乱に巻き込まれていきます。

第11幕ではアリシアから我が子が生きていると聞き、危険を承知でルナのもとへ向かう展開が描かれました。

そして第2期第1幕では、長い戦いの末にルナと再会。

公式あらすじでは「ハイデン王太后トアラとその息子ルナ」とされ、一行へルナを保護した褒美を与えています。

この再会によって、ルナは「クレバテスが拾った赤子」だけではなく、再び人属社会・王家の側にも明確な居場所を持ちます。

それでもクレンとの関係が切れない。

ここが大事です。

血縁が戻ったから育ての関係が消えるのではなく、異なる種類の家族関係が重なっていく

『クレバテス』は陣営だけでなく、家族という言葉まで一枚では描かない作品です。

シロ|クレバテスの未来を変えた少年

シロは、ルナを守りながらクレバテスと向き合った少年です。

シロの重要性は、強大な魔術や武器を持っていたことではありません。

圧倒的に勝てない相手を前に、それでもルナを託そうとした選択がクレバテスの判断へ影響を残したことにあります。

この作品では「勇者」という肩書きを持つ人物が何人も登場します。

しかし人物の行動だけを見るなら、シロのように誰かの未来そのものを変えた人間もまた、勇者的な役割を果たしていると私は感じます。

敵を倒した者だけが勇者ではない。

倒せない相手に、それでも別の未来を選ばせた人間もいる。

第2期で「勇者伝承」が物語の中心へ浮上したからこそ、シロの行動はあとから効いてくるんですよね。


ドレル・ナイエ・ロッド・メイナードはどんな人物?

ドレル|アリシアの過去と国家戦争をつなぐ将軍

ドレルはボーレート軍を率いる将軍で、声優は安元洋貴さんです。

第1期後半では、ボーレート軍がハイデンへ侵攻。

第9幕ではドレル率いるボーレート軍とハイデン軍が首都ハイドラートで交戦し、アリシアもドレルとの戦いへ向かいます。

ドレルが重要なのは、敵軍の強者だからだけではありません。

アリシア個人の過去とも深くつながっており、「国を守る戦い」と「自分自身の過去との決着」が同じ戦場で重なります。

クレバテスだけを倒せば終わる話だったはずなのに、人間社会には人間社会の争いがある。

この段階で作品は、「魔王さえいなければ世界は平和」というファンタジーの便利な前提も壊してきます。

ナイエ|敵対側から一行との関係が続く魔道士

ナイエはボーレート側の魔道士で、声優は黒沢ともよさん。第2期でも主要キャストとして続投しています。

第1期ではルナが王家の血筋なのかを確かめるため、その魔術適性を調べようとしました。

当然クレンたちから見れば警戒対象です。

ところが物語が進むほど、ナイエは単純な「倒したら終わる敵」ではなくなっていきます。

『クレバテス』の人物関係が面白い理由の一つがここ。

一度敵側で登場した人物でも、その後の状況や利害によって立場が動くんです。

陣営表を固定した瞬間、たぶん負けます。

ロッド|人属側でアリシアと共闘する師団長

ロッドはエスリン軍の師団長で、声優は関智一さんです。

第1期終盤ではアリシアとともにドレルとの戦いを続けます。第12幕の公式あらすじでも、アリシアとロッドが共にドレルと交戦していることが確認できます。

ロッドの存在によって、アリシアは「クレバテスに従う勇者」だけではなく、人属側の戦士とも肩を並べる人物になります。

魔獣王の魔血で生きながら、人属と共闘する。

アリシア自身が、敵味方の境界線を歩いているんですよね。

メイナード|人間社会の危険さを象徴する魔道士

メイナードは虫を操る魔道士で、声優は重松千晴さんです。

第1期ではルナたちを狙い、人間同士の争いや魔術の危険性を強く印象づけました。

第6幕の時点で、王と首都機能を失ったハイデンへボーレートが侵攻していることも語られています。

つまりルナにとって危険なのは、魔獣王だけではありません。

むしろクレバテスに保護されたことで、「人間の政治や魔術から狙われる」という逆転さえ起こっています。

魔獣王のそばが最も危険とは限らない。

この皮肉も本作の人物配置を象徴しています。


第2期『クレバテスⅡ』の新キャラクターは?魔獣王とソルセイン勢を整理

第2期『クレバテスⅡ-魔獣の王と偽りの勇者伝承-』は、2026年7月8日から全27局で放送開始しました。

TOKYO MXは毎週水曜22時30分、AT-Xは同21時から放送。dアニメストア、U-NEXT、アニメ放題では毎週水曜22時から地上波先行で配信されています。

なお2026年9月2日0時25分時点では、第9幕のストーリー情報は8月28日に公開されていますが、第9幕の9月2日分の放送・最速配信はまだ当日夜を迎えていません。

そのため以下では、放送済みの第8幕までの情報と、公式が公開済みの第9幕情報を区別して整理します。

※画像はAIによるイメージ

ヴォーデイン|勇者伝承の復活を狙う北の魔獣王

ヴォーデインは北の魔獣王で、声優は黒田崇矢さんです。

第2期第5幕では、神学校ソルセインの学長ローメインと、その背後にいるヴォーデインが勇者伝承の復活を目論んでいることが明かされました。

さらに狙いはクレンが持つ「トアの書」。

それを察したクレンは巨大な影の塔を作り、ローメイン側へ挑戦を突きつけます。

この情報は第2期の人物関係を見るうえでかなり重要です。

第1期は「勇者が魔獣王へ挑む」ところから始まりました。

ところが第2期では、魔獣王であるヴォーデイン自身が勇者伝承を復活させようとしている

ここで「勇者と魔獣王は必ず敵」という常識が完全に崩れます。

ローメイン|神学校ソルセイン学長

ローメインは神学校ソルセインの学長で、声優は佐野史郎さんです。

表向きは学校を率いる人物ですが、第5幕でヴォーデインとの関係が明確になります。

勇者伝承の復活を目指し、一般の生徒を眠らせたうえで、才能ある生徒たちへクレンからトアの書を奪うよう命じました。

つまりソルセインは、単なる「主人公が魔術を学ぶ学校」ではありません。

魔術教育・勇者の選別・魔獣王の計画が一か所に重なる舞台です。

第1期は旅をしながら外から危険が迫ってきました。

第2期は同じ校舎の中で、「誰が何を知っているのか」が怖い。

舞台が狭くなったのに、疑う相手は増えているんですよね。

ザフティエ・ラスウェル|クレバテス以外の魔獣王

ザフティエとラスウェルも、第2期公式サイトに主要キャストとして掲載されている魔獣王です。

担当声優はザフティエが潘めぐみさん、ラスウェルが杉田智和さんです。

第1期ではクレバテスの存在感が圧倒的だったため、視聴者目線では「魔獣王といえばクレバテス」という印象になりやすい構成でした。

しかし複数の魔獣王が明示されると見え方が変わります。

クレバテスは世界の頂点に一人だけ立つ存在ではなく、複数ある巨大勢力の一つとして捉え直せるからです。

これはキャラクター紹介として地味に見えて、世界観ではデカい変化。

「クレバテスを倒せば終わる世界」では最初からなかったことが、さらに明確になります。

レイ・メリーメリー・アンドリュー|学年トップ3

第2期第2幕では、クレンと「アリッサ」と名を変えたアリシアが神学校ソルセインへ潜入します。

最初の魔術実習ではランプへ点火する課題が出され、レイ、メリーメリー、アンドリューが学年トップ3として次々に成功しています。

担当声優は以下の通りです。

  • レイ:梅田修一朗
  • メリーメリー:菊池ゆりな
  • アンドリュー:橘龍丸

この3人がいることで、ソルセイン編には「学校内の実力」という分かりやすい物差しができます。

しかしクレンとアリシアが経験してきたのは、学校教育の枠をはるかに超える戦いです。

教科としての魔術と、生き残るための魔術。

同じ「強さ」でも基準が違う人物たちを同じ教室に放り込むことで、ソルセイン編は独特のズレを作っています。

ティゲル・リオン・エディソンら|学校の裏側へ踏み込む生徒たち

第2期にはティゲル、リオン、サラサ、エディソン、ミレアらも登場します。

担当声優は、ティゲル役が鈴木崚汰さん、リオン役が峯田大夢さん、サラサ役が久野美咲さん、エディソン役が西山宏太朗さん、ミレア役が関根明良さんです。

第7幕では、双子のティゲルとリオンが学生寮へ侵入した不審者のデスマスクを作って変装し、本校舎地下へ潜入。

そこでエディソンとも合流し、不審者たちの正体が「ユニオン」と呼ばれる結社であることが明らかになります。

この段階で、ソルセインの生徒たちは単なる学園編の賑やかしではなくなっています。

学校の地下、結社、国家の大物、勇者伝承。

表向きの授業と、その下で動いている世界がどんどんズレていく。

第2期の学校、治安が学園アニメのそれじゃない。


『クレバテス』の人物関係はどう整理すると分かりやすい?

登場人物を単純な「味方/敵」の二分類で覚えようとすると、『クレバテス』はかなり分かりにくくなります。

そこでおすすめなのが、人物を3本の軸で見る方法です。

  • ルナを守る・利用する・狙う人物
  • 勇者伝承を復活させる・疑う・巻き込まれる人物
  • 人属と魔獣王のどちらの常識で動いているか

まずルナを中心に見ると、クレン、アリシア、ネルル、トアラの関係がまとまります。

次に勇者伝承を見ると、ヴォーデイン、ローメイン、ソルセインの生徒たち、トアの書が一本の線につながります。

そして種族という視点では、クレバテス、ヴォーデイン、ザフティエ、ラスウェルと、人属側の人物たちが並びます。

ただし面白いのは、この3本の線がきれいに一致しないことです。

人属のアリシアは魔獣王クレバテスの魔血で生きています。

魔獣王クレバテスは人属の赤子ルナを守ります。

そして北の魔獣王ヴォーデインは、人属側の象徴にも見える「勇者伝承」の復活を狙っています。

だから敵味方ではなく、「この人物は今、何を目的に動いているか」を見るほうが分かりやすいんです。

名前と役割が変わるキャラクターが多い理由

『クレバテス』では、人物の名前や役割が途中で変化するケースが目立ちます。

クレバテスはクレンとして人属社会へ入る。

第2期ではアリシアが「アリッサ」と名を変えてソルセインへ潜入しています。第2幕公式あらすじにも「アリッサと名を変えたアリシア」と明記されています。

ネルはネルルとなり、クレンは第2期でルナ専属の魔術教師という社会的な肩書きまで得ました。

これを単なる呼び名の変化で片づけると、ちょっともったいない。

私は、名前や肩書きの変化が「その人物を誰との関係から見るのか」を示していると考えています。

クレバテスと呼べば、魔獣王として世界を見下ろす存在。

クレンと呼べば、アリシアやルナと歩き、人属社会で生活する存在。

アリシアも「勇者」という看板だけでは収まらなくなり、ソルセインではアリッサという別名を使う。

この作品は、キャラクターへ最初に貼られたラベルを次々と剥がしていきます。

だから第2期タイトルの「偽りの勇者伝承」とも相性がいい。

名前が本体なのか。肩書きが本体なのか。行動こそがその人なのか。

登場人物の整理そのものが、作品テーマへつながっているんです。


第2期の人物関係から何が見えてくる?今後の注目ポイント

2026年9月2日0時25分時点で最も注目したいのは、「誰が一番強いか」よりも誰が勇者という仕組みを必要としているのかです。

第1期は、勇者たちがクレバテスへ挑むという王道ファンタジーらしい入口から始まりました。

ところがアリシアは敗れ、クレバテスに生かされます。

そのクレバテスは人属を滅ぼすどころか、ルナを育て始めました。

そして第2期ではヴォーデインとローメインが勇者伝承の復活を目指しています。

ここまで配置が反転すると、「勇者とは魔獣王を倒す存在」という説明だけでは足りません。

筆者としては、第2期の人物劇で最も重要なのは勇者という肩書きと、実際の行動を切り離して見ることだと考えます。

アリシアは、討伐対象だったクレバテスと行動しても勇者であり続けられるのか。

クレバテスは、人属を守る行動を増やしたら魔獣王ではなくなるのか。

ヴォーデインは、勇者伝承を復活させようとするから人属の味方なのか。

たぶん、どれも肩書きだけでは答えられません。

そしてもう一つ、第2期で見逃せないのが学校という舞台の二重構造です。

第7幕ではティゲルとリオンが校舎地下へ潜入し、ユニオンという結社の存在へたどり着きました。

表では学生が魔術を学び、裏では勇者伝承や国家レベルの思惑が動いている。

これは単なる学園編への路線変更ではなく、「人属社会が勇者をどう生み出し、どう利用するのか」を見せるための舞台装置だと私は見ています。

第1期ではクレバテスが外から人属を見る物語でした。

第2期ではクレンとして学校へ入り、人属が自分たちの社会をどう作っているのか、内側から見る物語になっている。

この変化はかなり大きいです。

最初は「魔獣王って何者なんだ?」だったのに、気づけば「人間社会のほうが何やってんの?」になってくる。

『クレバテス』、視線のひっくり返し方がうまいんですよ。


まとめ|『クレバテス』登場人物は3人と3つの軸で整理すると分かりやすい

『クレバテス』の登場人物は、まずアリシア、クレバテス/クレン、ルナの3人を中心に置くと理解しやすくなります。

アリシアはクレバテス討伐に敗れ、その魔血によって生きる屍の勇者。

クレバテスは人属を圧倒できる魔獣王でありながら、ルナを育てることで人間そのものを見定めています。

ルナは戦闘能力を持たない赤子でありながら、その存在によってクレバテスの選択を変えていきます。

第1期ではネルル、トアラ、シロ、ドレル、ナイエ、ロッド、メイナードらによって、家族・国家・魔術をめぐる関係が広がりました。

第2期ではヴォーデイン、ザフティエ、ラスウェルといった魔獣王、ソルセイン学長ローメイン、レイ、メリーメリー、アンドリュー、ティゲル、リオンら生徒が加わり、勇者伝承をめぐる構図が前面に出ています。主要キャストも公式サイトで確認できます。

人物が多くなったら、「ルナとの関係」「勇者伝承との関係」「人属と魔獣王のどちらの論理で動くか」という3本の軸で見てください。

すると敵味方だけでは見えなかった関係が浮かびます。

そして結局、『クレバテス』が人物を通して繰り返し投げている問いはこれでしょう。

誰が勇者と呼ばれているのかではなく、誰が勇者のように生きているのか。

第2期の「偽りの勇者伝承」は、その問いをさらに深いところまで掘り進めています。


よくある質問

『クレバテス』の主人公は誰ですか?

物語の中心はアリシアとクレバテス/クレンです。

そこに赤子ルナが加わり、クレバテスの人属への見方やアリシアの行動を変えていくため、人物関係としてはこの3人が物語の核と考えると分かりやすいでしょう。

クレンとクレバテスは同一人物ですか?

はい。クレンはクレバテスが人属社会で行動するときの姿です。

声優はクレンが田村睦心さん、クレバテスが中村悠一さんと分けられており、第2期ではクレンとしてルナ専属の魔術教師に任命されています。

『クレバテスⅡ』で重要になる新キャラクターは誰ですか?

特に重要なのは、北の魔獣王ヴォーデイン、神学校ソルセイン学長ローメイン、レイたちソルセインの生徒です。

ヴォーデインとローメインが勇者伝承の復活を目指していることが第5幕で明かされ、第2期の中心的な対立軸になっています。

第2期は2026年9月2日時点で何話まで進んでいますか?

2026年9月2日0時25分時点では、第8幕までが放送済みで、第9幕の公式あらすじが公開済みです。

第9幕は9月2日夜にAT-X、先行配信、TOKYO MXなどで順次放送・配信されるスケジュールとなっているため、公開済みあらすじと実際の放送済み範囲を分けて見る必要があります。

執筆:神原 誠一(アニメ評論家/ブロガー/エモ設計師)

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