ざつ旅アニメ第1話の聖地はどこ？会津若松＆東山温泉を巡るモデル地解説

アニメ『ざつ旅 -That’s Journey-』の第1話で描かれた舞台は、福島県会津若松市とその奥座敷・東山温泉です。

本作の主人公・鈴ヶ森ちかが行き当たりばったりでたどり着いたこの地は、歴史と文化、自然に彩られた旅情あふれるエリア。

この記事では、ちかが実際に訪れたモデル地をもとに、聖地巡礼の見どころや関連スポット、アニメと実際の風景の違いなどを徹底解説します。

ざつ旅第1話の聖地はここ！会津若松のモデル地一覧

『ざつ旅 -That’s Journey-』第1話で主人公・鈴ヶ森ちかが最初に降り立った地、それが福島県会津若松市です。

歴史と自然が共存するこの町は、アニメの序盤にふさわしい“旅のはじまり”の空気に包まれています。

ここでは、ちかが実際に足を運んだロケ地のモデルスポットを詳しくご紹介していきます。

会津若松駅と赤べこ像｜物語の出発点

ちかの物語は会津若松駅の赤べこ像から始まります。

この像は観光客にも大人気の記念撮影スポットで、赤いボタンを押すと「赤べこ音頭」を歌い出すというユニークな仕掛けが施されています。

すぐ近くにはラーメン店「ラーメン十郎会津若松駅前店」があり、アニメでもそのまま登場しています。

ハイカラさん（周遊バス）で市内を巡る

ちかが乗車したレトロ調のボンネットバス「ハイカラさん」は、実在する市内観光バスです。

30分間隔で市内の主要スポットを巡るこのバスは、観光客にとって便利な足となるだけでなく、アニメの雰囲気をそのまま体験できる交通手段でもあります。

特に初めて会津若松を訪れる方にはおすすめの移動手段です。

白虎隊の歴史が残る飯盛山とその周辺

飯盛山はアニメでも象徴的に描かれた場所であり、白虎隊自刃の地として歴史ファンにも有名なスポットです。

作中でちかが登った階段の風景や、会津さざえ堂、戸の口堰などは現実の風景と見事に重なります。

頂上からは会津若松市街が一望でき、歴史と風景の両方を堪能できる名所です。

グルメ＆名物スポットも多数登場！作中に登場した味を巡ろう

アニメ『ざつ旅』第1話では、会津若松の歴史や風景だけでなく、その土地ならではのグルメや名物も印象的に描かれています。

旅の醍醐味のひとつである「食」を通じて、ちかの旅がさらに魅力的に彩られているのが印象的です。

実際に登場した店舗や商品は、ファンならずとも訪れて味わいたくなる名店ばかりです。

ラーメン十郎会津若松駅前店の実在モデル

アニメでちかが立ち寄ったラーメン店は、「ラーメン十郎会津若松駅前店」がモデル。

駅から徒歩2分ほどの好立地にあり、観光客にも地元民にも愛される人気店です。

ちかが食べたラーメンは、こってりとしたスープと太麺の相性が抜群で、旅の途中のエネルギーチャージにもぴったり。

小池菓子舗のあわまんじゅうと厄除け文化

ちかが口にした粟（あわ）まんじゅうは、地元で「厄除け」の意味合いを持つ縁起の良い和菓子です。

これを製造販売している「小池菓子舗」では、蒸したてほかほかのあわまんじゅうをその場で楽しむことができます。

ロゴの丸みや色味が、ざつ旅のタイトルロゴにも似ているとSNSで話題になりました。

東山温泉の魅力を満喫！ちかが泊まった宿と周辺観光

『ざつ旅』第1話の後半では、ちかが旅の疲れを癒すために訪れた東山温泉が登場します。

会津の奥座敷とも呼ばれるこの温泉地は、四季折々の風景が楽しめる人気スポットで、ちかが宿泊した宿や周辺の観光スポットもアニメにしっかりと描かれています。

作品の雰囲気をそのまま体感できる癒しのエリアとして、聖地巡礼には欠かせません。

くつろぎ宿 千代滝｜地元の食と絶景温泉

ちかが宿泊した「くつろぎ宿 千代滝」は、地元の旬食材をふんだんに使用した料理と、最上階からの展望露天風呂が魅力のお宿です。

館内には「地酒の館」と呼ばれる日本酒バーもあり、会津の酒文化を体験できる貴重な空間。

アニメでの描写も非常にリアルで、実際の館内の雰囲気がそのまま再現されています。

羽黒山湯上神社と1225段の石段参拝体験

ちかが訪れた神社「羽黒山湯上神社」は、天平元年創建という由緒ある神社で、階段はなんと1225段にも及びます。

参道の随所に配置された三十三観音像を眺めながらの登拝は、スピリチュアルな旅の締めくくりにぴったり。

アニメでもこの登拝の様子は丁寧に描かれており、ちかの心境の変化とシンクロする演出が印象的でした。

日本酒好きにもおすすめ！末廣酒造 嘉永蔵の訪問記

『ざつ旅』第1話のラスト付近で登場するのが、日本酒「玄宰」の醸造元である末廣酒造 嘉永蔵です。

1850年創業という長い歴史を誇る酒蔵であり、会津の伝統と技術が詰まった名酒が今もなお造られ続けています。

ちかの立ち寄ったこの場所は、観光客にも開放された蔵カフェが併設されており、地酒の世界を身近に感じられる空間として人気です。

「玄宰」の舞台となった酒蔵カフェ

作中に登場した銘酒「玄宰」は、実際に末廣酒造で造られており、試飲や購入も可能です。

酒蔵に併設されたカフェでは、酒造りに使う仕込み水で淹れたコーヒーや、大吟醸を使ったシフォンケーキなど、日本酒ファン垂涎のメニューが楽しめます。

ちかがほっと一息ついたように、訪れる人の心を静かに癒してくれる場所です。

歩き疲れた旅人にぴったりな立地と雰囲気

末廣酒造 嘉永蔵は、市街地の中心にあり、徒歩での聖地巡礼の途中に立ち寄りやすい立地です。

クラシカルで落ち着いた蔵の造りは、アニメの雰囲気をそのままに残しており、ファンにとってはまさに「その場にいる」感覚を味わえる場所。

聖地巡礼の締めくくりにふさわしい、味と雰囲気を兼ね備えた立ち寄りスポットです。

ざつ旅 アニメ 第1話 聖地 会津若松 東山温泉まとめ

『ざつ旅 -That’s Journey-』アニメ第1話は、実在の町・会津若松と東山温泉を舞台に、リアルで情緒あふれる旅の魅力を描き出しています。

主人公・鈴ヶ森ちかの行動や出会いは、まさにその土地でしか味わえない体験を追体験させてくれるものでした。

視聴者自身も「ざつ」な旅に出かけたくなる、そんな感情を呼び起こしてくれる内容でした。

アニメで描かれた会津旅の魅力を実際に感じてみよう

アニメのシーンをなぞりながら歩くと、背景美術と現地の風景が驚くほど忠実に一致していることに気づくでしょう。

一人旅でも、誰かとでも、自分なりの「ざつ旅」を楽しむことができるのが、この作品の素晴らしさです。

ただの聖地巡礼にとどまらず、自分の感性と向き合う時間になるかもしれません。

地元文化と自然、歴史が融合する唯一無二の聖地巡礼

赤べこ像や白虎隊の歴史、あわまんじゅうの郷土性、そして千代滝の絶景露天風呂と地酒の魅力。

『ざつ旅』は、会津若松という土地の持つ多層的な魅力を丁寧に描いています。

アニメをきっかけに、実際の旅へ一歩踏み出してみるのも、きっと素晴らしい経験になることでしょう。