『正反対な君と僕』の中心人物は、鈴木みゆ役・鈴代紗弓と谷悠介役・坂田将吾で、二人は作中で恋人になります。
山田健太郎と西奈津美、平秀司と東紫乃らの恋愛・友情も物語の軸です。本記事では、登場キャラクターの名前、読み方、担当声優、関係性を整理します。
『正反対な君と僕』のキャラ・声優一覧
『正反対な君と僕』は、阿賀沢紅茶による学園ラブコメディです。読切版が2021年1月7日に掲載され、連載版は「少年ジャンプ+」で2022年5月2日から2024年11月25日まで公開されました。
原作漫画は全65話、単行本全8巻で完結しています。以下の名前やプロフィールは、単行本各巻のプロフィール、作中の卒業アルバムなどの表記、テレビアニメ公式サイトのCAST欄をもとに、2026年9月10日時点で整理したものです。
キャラクター名 読み方 主な立場・特徴 TVアニメ版声優
鈴木みゆ すずき みゆ 明るい女子生徒/谷の恋人 鈴代紗弓
谷悠介 たに ゆうすけ 寡黙で芯の強い男子/鈴木の恋人 坂田将吾
山田健太郎 やまだ けんたろう 裏表のないムードメーカー 岩田アンジ
佐藤葵 さとう あおい 鈴木の友人/愛称は「サト」 平林瑚夏
渡辺真奈美 わたなべ まなみ 鈴木の友人/愛称は「ナベ」 谷口夢奈
東紫乃 あずま しの 大人びた女子/平の中学時代の同級生 島袋美由利
平秀司 たいら しゅうじ 繊細で斜に構えがちな男子 加藤渉
西奈津美 にし なつみ 人見知りの図書委員・写真部員 大森こころ
本田梨花子 ほんだ りかこ 西の親友/愛称は「ホンちゃん」 楠木ともり
岡理人 おか りひと 鈴木の中学時代の同級生 石谷春貴
川崎みどり かわさき みどり 3年7組で鈴木と親しくなる女子 弘松芹香
盛本 もりもと 男子グループの一人/愛称は「モリモ」 藤原大智
新見仁子 にいみ じんこ 鈴木のクラスメイト/愛称は「ミニ」 漆山ゆうき
早乙女 さおとめ 谷たちと親しい男子生徒 丹羽哲士
長谷川 はせがわ 谷たちと親しい男子生徒 三野雄大
2年7組の担任 本名不明 生徒を見守る担任教師 佐久間宣行
ガパチョ 詳細不明 山田の話に登場する謎の同級生 未公表
テレビアニメでは苗字で呼ばれる人物が多いため、「鈴木」「谷」「平」「西」は分かっても、下の名前まで把握していない視聴者も少なくないでしょう。
一方、早乙女と長谷川は下の名前が明かされておらず、2年7組の担任にも本名は示されていません。ガパチョも顔、読み方を含む本名、詳しい人物像が判明していないキャラクターです。
主要な関係性を先に整理すると、次のようになります。
- 鈴木みゆと谷悠介:クラスメイトから恋人になる主人公カップル
- 山田健太郎と西奈津美:図書委員会をきっかけに互いを意識する二人
- 平秀司と東紫乃:中学時代からの同級生で、再会後に距離が変化
- 西奈津美と本田梨花子:西が自然に話せる親友同士
- 鈴木みゆ・佐藤葵・渡辺真奈美:中学時代からつながる友人グループ
- 鈴木みゆと岡理人:中学時代に短期間交際した元同級生
- 谷悠介・平秀司・山田健太郎ら:修学旅行などを共にする男子グループ
なお、単行本第3巻発売時のPVとテレビアニメ版では、鈴木と谷の担当声優が異なります。PV版は鈴木役が篠原侑、谷役が上村祐翔で、テレビアニメ版では鈴代紗弓と坂田将吾が演じています。
鈴木みゆと谷悠介はどんな主人公?
鈴木みゆと谷悠介は、社交性や会話のテンポが正反対でありながら、相手の言葉を軽く扱わない点ではよく似た恋人同士です。
二人の関係を支えているのは、単純な「陽キャと陰キャ」の組み合わせではありません。自分にはない強さを相手の中に見つけ、少しずつ学び合う関係であることが重要です。
鈴木みゆ(すずき みゆ)
鈴木みゆは、2年7組から3年7組へ進級する女子生徒です。単行本のプロフィールでは、誕生日は3月30日、身長158cm、血液型はA型とされています。
テレビアニメ版の声優は鈴代紗弓です。ピンク色の髪をお団子風にまとめた、明るくエネルギッシュな姿が印象に残ります。
友人が多く、教室の中心にいるように見える鈴木ですが、実際には周囲の視線や場の空気をかなり気にしています。期待されているノリに合わせ、本音を飲み込んでしまうこともあります。
物語の開始時点では、隣の席に座る谷へ片思いをしていました。しかし、普通に話しかける勇気が出ず、好意を隠すように軽いダル絡みを繰り返します。
やがて鈴木は友人たちへ谷が好きだと打ち明け、下校中の谷を追いかけて告白しました。この行動を境に、彼女の物語は恋をかなえる話から、自分の感情を自分の言葉で引き受ける成長物語へ進んでいきます。
中学時代はソフトボール部に所属していましたが、高校では帰宅部です。佐藤葵や渡辺真奈美と親しく、山田健太郎とも中学時代から気軽に話せる関係にあります。
鈴木は会話量こそ多いものの、本当に伝えたいことほど言えません。そのため、彼女が迷いながらも本音を口にする場面には、「うまく話すこと」と「誠実に伝えること」は別だという本作の価値観が表れています。
谷悠介(たに ゆうすけ)
谷悠介は、2年7組から3年8組へ進級する男子生徒です。単行本のプロフィールでは、誕生日は11月1日、身長171cm。テレビアニメ版では坂田将吾が演じています。
眼鏡をかけた寡黙な男子で、図書委員会に所属しています。物語開始時には親しい友人がほとんどおらず、周囲へ無理に合わせるくらいなら、一人でいても構わないと考えていました。
ただし、人を嫌っているわけではありません。相手によって態度を変えず、必要な場面では率直に自分の意見を伝えられる、誠実で芯の強い人物です。
鈴木が谷に惹かれた大きな理由も、周囲の空気に流されず、自分の判断で「NO」と言える姿への憧れでした。一方の谷も、何度も話しかけてくれる鈴木を少しずつ意識します。
交際後は、鈴木の友人たちとも交流するようになります。他者との接点が増えるにつれ、谷は正しいことをそのまま言うだけでなく、自分の言葉が相手へどう届くかも考えるようになりました。
作中で示される谷の進路希望は教育分野です。相手の話を待ち、必要なことを率直に返す性格は、人と向き合う将来像にもつながっていると考えられます。
鈴木が谷から学ぶのは、空気に流されず本音を言う強さです。谷が鈴木から学ぶのは、他者と関わり、その感情を想像する視点でしょう。
恋愛によって片方だけが変わるのではなく、二人が互いの長所を受け取りながら成長していく。ここに『正反対な君と僕』という題名の核心があります。

山田健太郎・西奈津美・平秀司・東紫乃の関係は?
山田健太郎と西奈津美、平秀司と東紫乃は、鈴木と谷とは異なる速度で距離を縮めていくキャラクターです。
本作は複数の関係を並べることで、恋愛に「正しい進み方」が一つだけではないと描いています。
山田健太郎(やまだ けんたろう)
山田健太郎は、2年7組から3年7組へ進級する男子生徒です。単行本プロフィールでは誕生日4月20日、身長173cm、血液型O型。声優は岩田アンジです。
裏表のない明るさを持ち、クラスの空気を自然に軽くするムードメーカーです。考えるより先に行動するタイプに見えますが、相手の反応やペースを尊重できる繊細さもあります。
図書委員会の活動中に見かけた西奈津美の笑顔が気になり、少しずつ彼女へ関心を寄せるようになりました。山田にとって、西の不意にこぼれる笑顔は、会話の得意不得意よりも先に見つけた彼女自身の魅力です。
山田の明るさは、人見知りの西へ返事を強制する圧力にはなりません。西が言葉を探している時間を待ち、会話に詰まっても関係が壊れないと態度で伝えます。
作中で示される進路希望は自動車関連です。前へ進む行動力を持ちながら、隣にいる人の速度にも合わせられる点が、山田という人物の魅力でしょう。
西奈津美(にし なつみ)
西奈津美は、2年8組から3年8組へ進級する女子生徒です。単行本プロフィールでは誕生日2月22日、身長147cm、血液型AB型。声優は大森こころです。
図書委員会と写真部を掛け持ちしています。遠くから面白い会話が聞こえると、つられて笑ってしまう笑い上戸な一面もあります。
一方、自分が会話へ参加すると「どう答えるべきか」を考えすぎ、反応が遅れてしまいます。特に男子との会話が苦手で、うまく話せない自分に強い苦手意識を抱いていました。
図書委員会で山田から見られていることを意識し、連絡先を交換したところから二人の交流が始まります。勢いのある山田と慎重な西は正反対ですが、山田が答えを急がせないため、西は自分の速度を守れます。
西の成長は、人見知りを消して誰とでも話せるようになることではありません。緊張しても、返事が遅くても、そのままの自分で誰かと関係を結べると知っていくことです。
平秀司(たいら しゅうじ)
平秀司は、2年7組から3年8組へ進級する男子生徒です。単行本プロフィールでは誕生日10月10日、身長180cm。テレビアニメ版の声優は加藤渉です。
高校進学を機に髪を茶色く染め、いわゆる高校デビューをしています。しかし、外見を変えても自己評価の低さは消えず、物事を悲観的に捉えたり、斜に構えた態度を取ったりします。
鈴木や山田のまっすぐさと自分を比べ、一人で落ち込んでしまうこともあります。コンビニ「ポプリ」でアルバイトをしており、3年生では生活環境委員へ立候補しました。
平は冷めているのではなく、他者の言葉を受け取りすぎるほど繊細な人物です。本音を口にする前に、相手の反応と失敗した未来を何度も想像してしまいます。
東紫乃(あずま しの)
東紫乃は、2年7組から3年1組へ進級する女子生徒です。単行本プロフィールでは誕生日6月3日、身長163cm。テレビアニメ版では島袋美由利が演じています。
大人びた雰囲気と面倒見の良さを持ち、鈴木たちの相談にも乗ります。一方、恋愛では問題を抱えた相手との交際と別れを経験してきました。
恋愛経験が豊富に見える東が、鈴木と谷の誠実な関係をうらやましく感じている点は重要です。本作は、経験の多さと恋愛の上手さを同じものとして扱っていません。
東と平は中学時代からの同級生で、高校で再会します。鈴木は二人の名前を組み合わせて「タイラズマ」と呼んでいます。
平と東は、気持ちをすぐ確認できる関係ではありません。互いを意識しながらも、過去の印象や現在の距離を考え、言葉を胸の中で何度も編集します。
作中で示される東の進路希望は看護です。他人の変化によく気づき、必要な場面で声をかけられる性格が、将来の選択にもにじんでいます。
佐藤葵・渡辺真奈美・本田梨花子ら友人キャラ
佐藤葵、渡辺真奈美、本田梨花子は、主人公たちを一方的に応援するだけの脇役ではありません。
それぞれ異なる距離から友人を見守り、本人が自分で答えを出せるように支えています。
佐藤葵(さとう あおい)
佐藤葵は、2年7組から3年1組へ進級する女子生徒です。鈴木からは「サト」と呼ばれ、テレビアニメ版では平林瑚夏が声を担当しています。
単行本プロフィールでは誕生日6月17日、身長160cm。鈴木とは中学時代からの友人で、当時は同じソフトボール部に所属していました。
落ち着いて状況を見るクールな人物で、にぎやかな会話にも必要以上に流されません。鈴木の気持ちを否定せず、現実的な視点を差し込める友人です。
進路希望として示されるのは薬学です。感情にのみ込まれず、状況を整理する佐藤の姿勢と重なる選択だと考えられます。
渡辺真奈美(わたなべ まなみ)
渡辺真奈美は、2年7組から3年7組へ進級する女子生徒です。「ナベ」の愛称で呼ばれ、テレビアニメ版では谷口夢奈が演じています。
単行本プロフィールでは誕生日7月7日、身長155cm。活発でサバサバした性格をしており、友人を積極的に遊びへ誘うタイプです。
渡辺の役割は、ただ会話をにぎやかにすることではありません。鈴木が言いにくそうにしている気持ちを察し、話せる空気をつくって会話を前へ進めます。
進路希望は空間デザインです。人が自然に集まり、言葉を交わせる場をつくる渡辺の性格が、その進路にも表れているように見えます。
本田梨花子(ほんだ りかこ)
本田梨花子は、2年8組から3年8組へ進級する女子生徒です。西からは「ホンちゃん」と呼ばれ、テレビアニメ版の声優は楠木ともりです。
単行本プロフィールでは誕生日10月1日、血液型B型。学級委員を務める、ややドライで観察力の高い人物です。
西が比較的自然に話せる数少ない相手であり、山田とは1年生のときに同じクラスでした。その人柄を知っていたため、西の会話練習の相手として山田を提案します。
ただし、本田は西の代わりに人間関係を進めません。西が自分で歩ける距離を保ち、困ったときだけ支える。この押しつけない友情が、本田の大きな魅力です。

岡理人・川崎みどり・ガパチョら周辺キャラは?
岡理人や川崎みどり、盛本、新見仁子らは、登場場面が限られていても、主人公たちの過去や学校生活の広がりを伝えるキャラクターです。
岡理人(おか りひと)
岡理人は鈴木の中学時代の同級生で、テレビアニメ版では石谷春貴が演じています。
中学時代、周囲の雰囲気に流される形で鈴木と短期間だけ交際しました。しかし、二人とも関係に違和感を抱き、友人へ戻っています。
高校の文化祭で鈴木と再会した際には、過去について改めて謝罪し、和解しました。岡は悪役ではなく、かつての鈴木と同じように空気へ流された人物です。
岡との過去を言葉にして整理したことで、鈴木と谷の関係が「周囲に決められたもの」ではなく、鈴木自身が選んだ恋であることも鮮明になります。
川崎みどり(かわさき みどり)
川崎みどりは、2年1組から3年7組へ進級する女子生徒です。テレビアニメ版の声優は弘松芹香です。
鈴木とは3年生で初めて同じクラスになりますが、以前から東を通じて話を聞いていました。そのため、初対面に近い状況でも自然に打ち解けます。
作中で示される進路希望は、谷と同じ教育分野です。クラス替えによって既存の関係が離れる一方、新しいつながりが生まれることを示す人物でもあります。
盛本(もりもと)
盛本は、2年7組から3年7組へ進級する男子生徒です。友人からは「モリモ」と呼ばれ、テレビアニメ版では藤原大智が演じています。
坊主頭と大柄な体格が特徴で、2年生では学級委員を務めました。修学旅行では谷、平、山田、早乙女、長谷川と同じ大部屋で過ごしています。
恋愛の中心人物ではありませんが、男子グループの気取らない日常をつくる存在です。主要人物だけで閉じない教室の空気を支えています。
新見仁子(にいみ じんこ)
新見仁子は、2年7組から3年7組へ進級する女子生徒です。「ミニ」の愛称で呼ばれ、テレビアニメ版の声優は漆山ゆうきです。
フルネームは原作終盤の卒業アルバムに記載された表記から確認できます。小柄でネコのようなつり目と、毛先や内側に色を入れたロングヘアが特徴です。
修学旅行では鈴木へ直接的な質問を投げかけ、彼女を言葉に詰まらせました。冬休み前日の会話から、軽音部に所属していることもうかがえます。
早乙女(さおとめ)・長谷川(はせがわ)
早乙女と長谷川は、2年7組から3年8組へ進級する男子生徒です。テレビアニメ版では、早乙女を丹羽哲士、長谷川を三野雄大が演じています。
谷、平、山田らと親しく、修学旅行でも同じ部屋で過ごしました。3年生では西と同じクラスになり、山田が大切にしている相手として西へ友好的に接します。
2026年9月10日時点で、二人の下の名前は明らかになっていません。確認できないフルネームを推測で補わず、作中表記どおり苗字だけで整理するのが正確です。
2年7組の担任
2年7組の担任は、生徒へ近づきすぎず、無関心にもならない距離で接する教師です。本名は明かされていません。
テレビアニメ版では、テレビプロデューサーとしても知られる佐久間宣行が担当しています。登場回数以上に、「高校生だけの閉じた世界ではない」という教室の現実感を補う人物です。
ガパチョ
ガパチョは、山田の会話に名前だけ登場する謎の同級生です。山田や西とは別のクラスに所属しています。
原作第64話では、非常階段の踊り場で山田と西の写真を撮影します。ただし、描かれるのは手元と足元に限られ、顔やフルネームは明かされません。
ガパチョの存在は、読者が見ていない場所にも学校生活が続いていることを感じさせます。説明されない友人関係があるからこそ、登場人物の世界が主人公だけを中心に回っていないと分かるのです。
『正反対な君と僕』のキャラ関係はなぜ魅力的?
『正反対な君と僕』のキャラクターは、「陽キャ」「陰キャ」「クール」といった一語だけでは説明できません。
明るい鈴木には孤立への不安があり、寡黙な谷にはまっすぐな愛情があります。勢いで動く山田は西の速度を尊重し、大人びた東は誠実な恋愛を前にすると不器用です。
平は冷めて見えますが、実際には他人の言葉や視線を受け取りすぎるほど繊細です。本田もドライに見えながら、西が自分で前へ進めるよう細かく距離を調整しています。
筆者としては、本作のキャラクターを理解する鍵は、会話の量ではなく、会話を終えた後に相手の言葉をどう考えるかにあると感じます。
返事をすぐ出せる山田と、考えすぎて遅くなる西は、表面的には正反対です。それでも、相手を雑に扱わない点ではよく似ています。
鈴木と谷も同様です。鈴木はたくさん話し、谷は必要なことを短く話しますが、二人とも相手の言葉を聞き流しません。
つまり、本作における「正反対」は、人を二つの属性へ分ける言葉ではありません。異なる部分を入口にして、意外な共通点を見つけるための仕掛けです。
また、谷と川崎は教育、佐藤は薬学、渡辺は空間デザイン、東は看護、山田は自動車関連を進路として考えています。これらは単行本や作中で示された情報であり、各人物の対人姿勢とも重なります。
他者を観察して支える東、冷静に状況を整理する佐藤、人が集まる空気をつくる渡辺。それぞれが高校生活の中で見せてきた性格が、将来の方向へ静かにつながっています。
同時に、進路の違いは、同じ教室に集まった人物たちがやがて別々の道へ進むことも予感させます。終わりがあるからこそ、何気ない放課後の会話が二度と戻らない時間として輝くのでしょう。
本作の人物関係に派手な事件は多くありません。代わりに描かれるのは、返事を待つ時間、言い直す勇気、相手の表情を見て踏み込み方を変える瞬間です。
個人的には、その「一歩手前」を丁寧に描く姿勢こそ、本作が群像ラブコメとして支持される理由だと考えます。付き合った瞬間だけでなく、付き合った後に二人がどう話し続けるかまで描くため、キャラクターの関係が記号ではなく生活として伝わってくるのです。
『正反対な君と僕』キャラ一覧のまとめ
『正反対な君と僕』の主人公は、明るく見えて周囲の視線を気にする鈴木みゆと、寡黙でも自分の意見を持つ谷悠介です。テレビアニメ版では、鈴木を鈴代紗弓、谷を坂田将吾が演じています。
二人を取り巻くのは、山田健太郎、西奈津美、平秀司、東紫乃、佐藤葵、渡辺真奈美、本田梨花子らです。それぞれが異なる恋愛、友情、進路の悩みを抱えています。
主要人物の多くはフルネームが判明していますが、早乙女と長谷川の下の名前、2年7組の担任の本名、ガパチョの詳しい素性は明らかになっていません。
本作の「正反対」は、性格の違いを面白がるだけの設定ではありません。違う歩幅のまま相手へ近づき、その人の速度を尊重するための出発点です。
誰か一人が正解を持つのではなく、会話を重ねながら二人の間に答えをつくっていく。その誠実さが、『正反対な君と僕』のキャラクターたちを忘れにくい存在にしています。
よくある質問
『正反対な君と僕』の主人公の名前と声優は?
主人公は鈴木みゆ(すずき・みゆ)と谷悠介(たに・ゆうすけ)です。テレビアニメ版では、鈴木を鈴代紗弓、谷を坂田将吾が演じています。
ホンちゃんのフルネームは?
ホンちゃんのフルネームは、本田梨花子(ほんだ・りかこ)です。西奈津美の親友であり、西が自分のペースで人間関係を築けるよう見守っています。
タイラズマとは誰と誰のこと?
タイラズマは、平秀司と東紫乃の名前を組み合わせた呼び方です。中学時代からの同級生である二人を、鈴木が「タイラズマ」と呼んでいます。
山田健太郎と西奈津美はどんな関係?
山田が図書委員会の活動中に西の笑顔を見たことをきっかけに、二人は互いを意識するようになります。会話の速さが異なる二人が、相手の歩幅を尊重しながら距離を縮める関係です。
ガパチョの正体やフルネームは判明している?
ガパチョは山田の話に登場する同学年の生徒ですが、顔やフルネームなどの詳細は判明していません。原作第64話でも手元と足元のみが描かれています。
執筆:神原 誠一(アニメ評論家/ブロガー/エモ設計師)



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